うっかり

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MONTURA YARU TEKNO GTXを履いてみました

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日帰り用の靴として新調したMONTURA YARU TEKNO GTXを履いてみましたのでどんな感じだったのかをここに書いておこうと思います。

場所は鎌倉アルプスのお気軽ハイキング3時間と、先日の乾徳山~西沢渓谷の9時間歩いてみました。岩場でのお試し場としては本当は乾徳山ではなくて両神山の八丁尾根を候補に上げておりましたが登山口への林道が通行止めのようでしたので乾徳山に変更いたしました。

 

 

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 まずは鎌倉アルプスへのアプローチとして舗装道路を歩きますが、やはりスニーカー感覚のつもりで履くと硬いなといった印象でした。そりゃそうですよねスニーカーじゃぁないんだから。

 

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硬く乾いた土では全く問題なく歩けます。当たり前だろっ!とお思いでしょうが一つ一つ検証しておりますので最後までお付き合い下さい。ご覧のような下りではMIDですと脚が後ろに傾いてソールを面で接地できるのでとても歩きやすいです。ローとは違ってくるぶしは覆われている為、突然の突起でのグギっ!は全くありませんでした。

 

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鎌倉アルプスにはたまにこういった岩もありました。もう岩に対してのグリップ感はハンパないくらい効きますねぇ。クライムゾーンが引っかかる感じもわかりました。でも逆に油断するとココがつっかかる感じもありました。シューレースはお気軽ハイキングということで緩めに設定しておりましたがそれでもフィット感は抜群でした。

 

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 そして、乾徳山です。森林帯、岩稜帯、濡れた木の根っこ、渓谷沿いの濡れた岩などを試すことが出来ました。

 

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まずは森林帯の落ち葉道。こういった乾いた落ち葉は平坦なところは当然問題はないのですが、これが急斜にあると滑ります。まぁこれはソールの問題というより歩き方の問題となります。

 

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そして濡れた木の根っこや濡れた土ですが、もの凄く滑ります。今までの靴で一番滑るのではないかという印象でした。まったく粘ることなくスタンっ!と滑るのでとても慎重になります。やはりこの靴は岩を意識した仕様なのでしょうかねぇ。しかし軽量がゆえ足さばきが敏捷になりますのでリカバリは効きました。

 

さて次は乾徳山のメインである岩稜帯です。危険な場所もある為、ちょっときつめにシューレースを絞めこみました。するとどうでしょうスニーカーだったものが急に地下足袋のような印象に変わりました。まぁ私自身地下足袋は履いたことはないのですがこの履くという感覚から着用するといった感覚と言った方がよさそうな感じでした。とてもフィットし地面からの感度が増して思い通りに足が動かせるようになります。

 

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細身で薄い靴なのでこういったステップにもスッと足が入ります。とても登りやすいですね。ほどよく硬さがありぐにゃりと曲がらない為ふんばりも効きます。

 

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乾いた岩では抜群のグリップを見せてくれるMEGAGRIPコンパウンドはとでも信頼できますねぇ。

 

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突出した岩の突き上げ感ですが、ミッドソールのおかげでしょうかほとんど感じることはありませんでした。やはりこの靴は岩を歩く靴なのだなぁと実感しました。

そして、9時間という日帰りとしては長めの歩きですが、やはり細身が災いしてか後半は窮屈感がストレスとなっておりました。まぁこれはシューレースを絞めすぎてたというのもありますがやはり細い靴だなぁといった印象でした。しかし足に豆ができるとか炎症をおこすとかといったことは全くなく、シューレースの調整さえ面倒くさがらずにやればノンストレスとなるような気がしますので次回はあまり絞めないで歩いてみようと思っております。

 

さて、いろいろと履いた感じを書き綴ってみましたが、この靴はまず岩を意識していること、細身がゆえ履く人を選んでしまう靴だなといった印象を受けました。まだまだ使い込んでみないことにはなんとも言えませんが感触としては日帰りはコレで全く問題ないような気がしております。

 

 

⇒追記:後日2018/01/04に雪上でも試してみました。

まぁこの靴を雪上で履く方はそんなにいらっしゃらないかと思いますが、一応雪上で履く機会がありましたのでその模様を書いておこうと思いました。

 

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アイゼン無しで歩いてみましたが、思いのほか食いつきます!濡れた泥とか根っこはツルツルだったのでちょっとこれには驚きました。まぁ雪の質にもよりますが当然ガッチリとまではいきませんが案外食いつくためこの時はアイゼンなしである程度まで歩きました。クライミングゾーンのエッジも効いていたような気がします。

 

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傾斜も出てきたのでチェーンアイゼンを付けてみました。とくにずれることもなく普通に使えましたが靴自体のサイズが小さいがゆえチェーンがたるんでしまうのは仕方ありませんね。

当然と言えば当然なのですが雪が付いたまま歩くと足がめちゃめちゃ冷たくなります。

 

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あ、あと今回は薄い方のレッドソールを使用しましたが、ただでさえタイトな靴なのでこの薄手の方が窮屈感はなくなりました。これからは私はレッド一択でしょうかねぇ。

 

後日のレビューはコチラ

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