うっかり

山のこと、釣りのこと、自転車のこと、鳥のこと、道具の試行錯誤

高野図鑑

うっかりがその昔、日本野鳥の会に在籍してた時には高野図鑑を使用しておりました。なんだよ唐突に、と、思われることでしょう。すみません無視します。まぁこれはこう呼ばれていると書いてあったのでこうやって書いておりますが、正式名称はフィールドガイド日本の野鳥という高野伸二著の絵解きの図鑑になります。

これがね、とても使い勝手が良くて微妙な特徴の違いをとらえており、猛禽類なども羽を広げた姿で下から見た模様の違いなども載ってて迷った際にはとても参考になっておりました。表装も現場で使えるようにビニルコーティングされてるし(ビニ本じゃないよ。)科目ごとに区分けされているのでさっとページに行ける感じ。やっぱり頭のイイ人がちゃんとその頭を使って作ったものって図鑑だけじゃなくて他の仕事にも言えることですよね。よく頭はイイんだけど仕事はねぇ・・・。とかそんなに頭良くないんだけど仕事は早いよねとかっていろんな人がいるじゃないですか。ことこの図鑑では頭のイイ人が実際に現場で使って使い勝手のイイように作ったといった図鑑なんじゃないでしょうか。まぁ現場で使うには普段から手に取ってだいたいどのあたりに何科があるか、とか、解説文を読んでおくことにより一層瞬間的に確認できるんじゃないかと思います。まぁそんな感じでその当時は多摩川沿いに住んでいたということもあり、水辺に集まる鳥たちをよく観察しておりました。小一時間で23種類確認できた日もありましたね。探すとほんと多種多様な鳥たちが居るのに驚愕したのを覚えております。

ところがそんな多摩川、お魚もいるんですよね。土曜深夜BayFM POWER ROCK TODAY!を聞きながらの鯉釣りから始まり、徐々に河口へ移動し、シーバスを狙うようになり、その後河口湖にドライブに行き手漕ぎボート借りてプカプカと遊んだ際にその船宿にはドジョウでバス釣りを楽しんでる夫妻に会い道具借りてブルーギルが一匹釣れ、これはルアーでやると楽しさ倍増なのではと相模湖にルアーでのバス釣りに行き、釣り方全く知らないので湖面を跳ねるヘラブナを全てバスだと思い込み跳ねたら投げ跳ねたら投げとまるでシイラ釣りのような釣りを展開し、まるっぱげで帰ってきたんでした。そしてバスと言えば芦ノ湖でしょと真冬の芦ノ湖に現着したはいいけど、ボート屋がなかなか開かず、なんでかなーと桟橋のフェンスに掲げられた禁漁の文字に愕然とし、その足で河口湖へ車を走らせ、スターダストでライトニングウォブラー買ってニジマスとかブラウンとか釣って、季節が変わり河口湖に通うようになり手漕ぎボートで鵜の島越えて対岸付近に繁茂してるウィードパッチにてダイワビーバースラッガーで初めてのバスを手にするわけです。

 

ふぅ~・・・。なんの話でしたっけ?

 

あ、高野図鑑でしたね。そうです、そんな経緯にて徐々にバードウォッチングから離れて行き、気が付けば家にその図鑑が見当たらず、おおかたBOOKOFFに大量の本に紛れて出してしまったと思われます。

 

で、30年が経ち・・・。

 

バードウォッチングの楽しさを再認識し始めたこの今日この頃。どうしても知らない鳥に出くわすとこの高野図鑑を思い出してしまいます。あれがあったらなー。と。で、

 

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本日、バードウォッチャーの聖地、神田はHobby’sWorldへ出向きました。珍しい会社名ですね。店内は所狭しと迷彩柄のポンチョやら三脚やら双眼鏡に書籍類。んーマニアックな世界。双眼鏡も窓際にずらっと並べられており、靖国通りにある街路樹に鳥がいる想定で実際に見比べることができます。試しにkowaのBDⅡシリーズを見比べてみましたがやはり42mmの明るい視野は普段使ってるものとは雲泥の差でございました。やべっ欲しくなってきた・・・。

 

f:id:ukkarisangakubu2:20220108184612j:plainフィールドガイド日本の野鳥 2015年5月増補改訂新版 

増補改訂版が出てました。高野氏はもう既にお亡くなりになってるので別の人が増補したようですね。新たに19種が加わり、紙質が変わり、しおり紐が2本付いたようです。

 

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笠間アルプスで初めて観察できたソウシチョウ外来種コーナーに載っておりました。ってもこのソウシチョウ、とてもキレイな鳥だったんだけどウグイスと生活圏(藪)が重なっており、生態系に影響が出そうだとネットで見ました。たしかにうっかりが見た時も藪でしたね。日本からホーホケキョの声が聴けなくなるのもまた悲しいですね。

さてさて、これで前回の登山の鳥の記憶を引っ張り出して照合させてみましょうかね。いやはや、また再燃するとは。去年は釣りが再燃、今年はバードウォッチングが再燃しそうな予感。んーやっぱり趣味嗜好というのは何年たっても変わらないものなのですね。釣りは6歳のころから、バードウォッチングは13歳のころからですからね。

 

なんとなくですが、双眼鏡買う予感がビンビンに勃起してきました。