前回の御岳山はゆる~い感じで程よい山行でしたが、今回の川苔山は標高差約1,000mということもあり、これは筑波山よりもキビシイのではないかと少しだけ身構えたりしてみました。
とはいいつつも先日買ったGARMONTも履いてみたいなといった欲望もあり、「軽い靴で楽々登山!」などと楽天的思考も働き今回は試しに履いて行くことにしました。
「今回の山は川苔山です。」と相棒に告げられた際に色々ネットで調べてみましたら、地図上は川乗山とあり、どちらが本当なのかは私の調べだけでは調べきることが出来ませんでしたが、その昔、川苔が採れたということが記載されているのをみたのでココではそれを尊重いたしまして「川苔山」としたいと思います。
今回は現地までは車での移動ではなく、電車で向かいました。最寄駅は鳩ノ巣駅です。その鳩ノ巣駅の脇からが登山口となっており、登り始めは民家の脇を通る形となる為、少々わかりづらい登山口でした。
ルート自体は直登的なところはあまりなく、ひたすら巻き道が続く感じでしたので、私の「魔の1時間」がゆるやかに経過したせいかネガティブ思考に陥ることもなく、登り始めることが出来ました。
とはいっても雨が降り出しそうな天気でしたので湿度も高かったのでしょう、全身がびしょ濡れになるくらいの発汗で気温は低めでしたので汗冷えが心配になってきました。私は太目ということもあり、もの凄い量の汗が出てしまいます。靴の軽量化というより自分の軽量化が必要ですね。と、いまさらながら痛感しております。
後半になると直登となりましたが、なんとか足も動き(あれ?ココGARMONT軽量化効果?)頂上に到達することが出来ました。
天気予報では雨ということだからなのでしょうか登山客はうっかり山岳部の他には1名のみ。ちょうどこのタイミングで太陽が顔を出したのでガラガラの頂上ですので着ていた服を脱いで木に掛けて干します。こういう時には速乾性の服ですと助かります。
今回の昼食は自宅に常備している非常食の賞味期限切れモノ。こういう時に役にたちますね。
昼食も済み、頂上からの展望も望めない為、下山することにしました。あ、頂上の札は「川乗山」となっておりました。
下山道は尾根道をひたすら下るのみですが途中にあるコブタカ山がルート上にありましたので登り返しです。その標高差100m。下るだけだと思っていたのでげんなりとしてしまうところに相棒の檄が飛びます。いつにない激しい檄におそらく相棒も疲労していたと思われます。
コブタカ山からは再び尾根道をひたすら下り、尾根道の本当の末端まで下りきりました。そこで小休止し鳩ノ巣駅に向かいますが、私の遅い足のせいかあたりは暗くなってきました。植林での夕暮れ時は本当に暗くなりますね。心細くなってきたからか二人ともしまいには小走りになっておりました。
ようやく鳩ノ巣駅に到着したころは要ヘッデン寸前でした。しかしながら出番はなくて良かったです。
ナルゲンボトルの水も底をついていたので、この生ビールののぼりにひきつけられるようにふらふらっと立ち寄り、二人して生ビールをグビグビっと喉を鳴らしながら流し込む。
ぶはーーーーーーーーーーーーーーーっ!最高です!下山後の生ビールがこんなにも旨いとは!
下山して思ったこと。
やはりこの山にLOWカットの靴は致命的でございました。初めてのLOWカットということもあるかと思いますがソールも柔らかいので足がフレキシブルに動き過ぎて疲労度が半端ないです。やはりLOWはホントのゆる山登山のみに使用することにします。
いやぁ…。川苔山。ナメテました。