川苔山と前回の高宕山にてGARMONT TRAIL BEAST GTXを履いてみましたが今回はその感想を書いてみたいと思います。LOWカットで山に登ったことが今までになかったこともあり他の靴との比較などは出来ませんがLOWカットということで足首が自由に動くことによりハイカット、ミッドカットににはない軽快感はあります。
が、
動き過ぎることによる疲労感は登山後の翌日に如実に現れました。足首が固定されていないことにより普段と違う筋肉を使っているからか脛、膝まわりが炎症しているのではないかといった傷みがあり一週間は膝まわりに関しては鈍痛が残るようになりました。この膝に関しては足首が動くことが原因ではなくミッドソールの硬さや厚さにも関係しているのか衝撃が膝に伝わってきているように思いました。まぁ、これはLOWカットだからということにはなりませんが普段使っているMAMMUTのマウントクレストGTXとは違うなと感じました。
しかし、
ネガな部分だけをみると先ほど書いた通りですが、軽い荷物で軽快に歩く今で言うところのLight & Fastにピッタリであることには変わりはなく、軽くてそれでいてグリップ力もありLOWカットとはいえ、スペック的にそして実際に使ってみて非常に良くできた登山靴だということは言えるのではないでしょうか。
そのグリップ力の面ですが、あ、スペック的にはビブラムのMEGAGRIPが装備されておりますが、マウントクレストとの比較だけになってしまいますが全く遜色なく、むしろそれ以上のグリップ力があると感じました。まぁこの画像のように苔むして濡れた岩などは当たり前ですが滑ります。これはどんな靴でも同じことなのかと思われます。これが滑らない靴がこの世に存在するとは到底思われません。グリップするといえばウェーディング用のフェルトソールぐらいじゃないでしょうか。
このMEGAGRIPのパターンはメーカーによって異なるようですね。私はビブラムが作っているのでMEGAGRIPというと全て同じパターンなのかと思っておりました。というのも相棒のMERRELもMEGAGRIP搭載なんですがパターンが全く異なっておりました。ということはMEGAGRIPというのはグリップ力の基準のひとつであって各メーカーがオーダーしてその靴に合ったMEGAGRIP基準を満たしたパターンということなんでしょうか。まぁそのあたりのことは私にはよくわからない部分ではありますが。
⇒後日記:どうやらMEGAGRIPというのはゴムの素材らしいということがわかりました。そのゴムの素材を使って各メーカーがその靴にあったパターンを作ってたと。そういうことらしいですね。ということはパターンによってはグリップ力も変わってくるのでしょうね。
冒頭に書いたネガな部分もありますが、それは私自身のスペックにもよるところもあります。足自体には靴ずれすることもなく、気持ちよく歩く靴という点でとてもアリな靴なのではないでしょうか。と私は非常に気に入りました。