今年初ですねぇ、相棒との登山。というのも、相棒がソロ活動中に「辛ラーメン」を食べたのだけど、これを雪山で食いたいと思ったらしく、突如、赤城山へ行こうとお誘いがありました。去年の暮あたりでは「雪山には行かない」とおっしゃられてた気がしたのですけどねぇ・・・。赤城山を調べてみますと赤城山というのは山塊の名でそれぞれの峰にはそれぞれの名がついており、今回は駒ヶ岳から赤城山塊の最高峰である黒檜山まで登ることにしました。黒檜山⇒駒ヶ岳というのが一般的?!なコースのようですがひねくれモノのうっかり山岳部は反対側から登ります。
おのこ駐車場0800⇒0930駒ヶ岳1000⇒1130黒檜山1230⇒1330黒檜山登山口
プランはこんな感じです。前回のプランの反省を踏まえ、ふんだんに休憩時間を設けております。
実際は
おのこ駐車場0830⇒1000駒ヶ岳1010⇒1200黒檜山1330⇒1430黒檜山登山口
というか昼休み長すぎダロっ!
赤城山塊の麓付近からは道路にも雪が積もっておりまして、ご覧の通りアイスバーン状態でございました。
おのこ駐車場には10分程遅れて到着。まぁ、今回は時間がたっぷりありますのでのんびりと行きます。
おのこ駐車場からはすぐのところに登山口があります。
前々日の雪でトレースついてるか心配でしたが脇の方に踏み跡があり、ホッとします。これがないと慣れない雪道では断念も念頭に入れておかなければなりませんからね。
登り始めからはぐいん!と高度を上げるかのような急登をジグザグと登って行きます。樹林帯ですので滑落のリスクはないのですが直登の場所ですとトラクションが掛からないので「♪さ~んぽ進んでぇ二歩下がるぅ~♪」といった水前寺清子状態でございます。
当たり前ですよね・・・。4本ですから・・・。やはり12本とは言いませんが、6本から10本は欲しいとこですね。
やっとこさ駒ヶ岳へと続く尾根に登ってきました。
いやぁ見晴らしがいいですねぇ(どこが?)。遠くに薄っすらとツインピークの燧ヶ岳が見えますね。まだこの高度ですと見上げる感じですね。
「一眼なんていらねぇ」とスマホで撮る相棒。持ち上げるわけではありませんが、確かに相棒の撮る写真はアングルが決まってます。写真はどんなにいいカメラ使ってもアングルが悪いとダメダメですからね。そんな私は一眼を使ってアングルダメダメでダメダメ写真を撮るといった典型的なダメダメ野郎です。
それからは駒ヶ岳へ向かって進みますがまぁまぁ雪が積もっておりまして、わっしわっしと進みます。
尾根らしいとこに出てきました。雪庇がキレイに出来てますねぇ。トレース通り行かないと右側は雪庇になっていて崖ですので危険です。手前が駒ヶ岳の峰で向こう側には今回のメイン黒檜山が見えてきました。
駒ヶ岳1,685mへ登って来ました。気温はマイナス3℃ほどで、ご覧の通り登り始めからベースレイヤーの上に薄手のジップを着てるのみですが、うっすらと汗をかいておりました。最初は寒いと思いますがそこを我慢して薄手でないと私は汗だくになってしまいます。雪山では汗をかかないようにしなくてはならないとどなたかがおっしゃっておられましたのでその通りにしてみましたがおっしゃる通りだと思います。ソフトシェルとかハードシェルとか着て登る人は暑くないのでしょうか。ハードシェルは風が強い日などは必要かと思いますがソフトシェルに至ってはどの場面で着るものなのか未だに私には分かりません。しかしまぁ登山での着るものというのは難しいものですねぇ。
駒ヶ岳からは一旦下りますが、せっかく登ったのにという気持ちになる瞬間ですね。北面ということもあるのでしょうか雪が深くなったように思います。写真は振り返ってみたところと、右手のプチ雲海。高度感ありますねぇ。そしてそこから140mほど登ることになります。
この登りが非常に大変でございましたっ!4本だしっ!12本、10本の人はサクサクと登っていかれますが、チェーンの方はさすがにズリズリでした。うっかり山岳部の二人は4本ですのでつま先トラクションがかかりませんのでとうぜんズリズリなんですが、前の人のズリズリを見ているだけに意地になってズリズリを阻止します。私は思いっきりつま先を突き刺すように蹴り込み、ダブルストックで保持して登ります。一方の相方はノーストックですので樹木を掴みながら登ります。意地ですね。これは。この模様は私も相棒も撮影できてませんでした。必死だったんですね。こういう場面は今後は撮っておかなければなりませんね。
見晴らし台のような場所に登ってきました。あと60歩行けば関東平野が一望なんて看板があったので行ってみることにしました。写真ではわかりづらいですが確かに関東平野が広がっておりました。見晴らしがいい日になりますと遠くは筑波山まで見えるとのこと。
手前に目をやりますと、今しがた登ってきた駒ヶ岳、そして遠くに小沼がキラキラと見えました。
さらに倍っ!
そこからゆるゆると登って御黒檜大神に到着致しました。
黒檜山登山口からのルートと合流地点を経て、12:00黒檜山1,826mに到達いたしました。ここで食事の予定でしたが人が多かったので看板にある通り絶景スポットへ行ってみることにしました。
まさに絶景でした。渋川伊香保沼田を見下ろす形で谷川岳連邦がずらりと。
私の昼メシ。カップヌードルとコンビニパンといったシンプルメシです。肩すかしです。
一方の相棒は今までの私の嫌がらせ的昼メシに対抗するが如く、辛ラーメンからの煮込野菜スープを持ち込んできておりました。まぁこの為にココに来ているようなもんですからね。今後はこの昼メシ抗争が勃発しそうな予感が致します。
山頂での至福の時間が終わり下山です。黒檜山登山口へ降りていきます。この道は登りで使われることが多いように思いますが、ここを登るの?というくらい急でしてしかも長い。そして変化が無い!ここを下りのルートに設定しておいてよかったなぁとつくづく思ってしまいました。
しまいには相棒はシリセードで下っておりました。私も真似してみますが勢いづいて止まらなくなるので怖くなってやめました。慣れないことはやめておいた方がよいですね。そうですね。
凍結している赤沼が近くに見えてまいりました。
さらに倍っ!ワカサギ釣りも楽しそうですねぇ。
もの凄い勢いで降りてくるおじいさんのプレッシャーを受けながらも慎重に歩を運び、
14:30黒檜山登山口へ降りてきました。ほんのり汗ばんでおりました。運動による汗というよりも足を滑らせないようにする為の冷や汗といったほうがよいような気がいたします。樹林帯の雪山といえど危険な個所は数ありまして油断大敵ですね。
あ、やはり4本はナメてました。反省です。
おのこ駐車場の帰路途中にある赤城神社へ寄り道しました。朱色の境内ではコスプレイヤーの方がポーズをとられておりました。この寒空では寒そうに感じました。照明器具も持参ですのでキレイな写真を撮られているのでしょうねぇ。見てみたいです。
今回のご朱印。ハンコ。残念。