先週に引き続き、奥多摩へ行ってまいりました。今回は三頭山です。武蔵五日市駅で電車を降り、西東京バスの都民の森行きに乗り現地へ向かいました。
都民の森から登山スタートです。東京都民の憩いの場ですね。都民じゃないけど。
しばらくは遊歩道的なとこを歩いて行きます。ウッドチップが敷き詰められており、さすが日本の首都東京都ですね。
今回のルート上にはなかったのですけど寄り道して都民の森でナンバーワンの木があるとのことで行ってみました。どデカいモミの木がどど~んと!幹回り4.5mとのこと。相棒がパワーをもらっております。「♪おしえてぇおじいさん~おしぃえてぇおじい~さんおしえてぇ~アルムぅのぉもぅみぃのぉきぃよぉ~♪」これにクリスマスツリーの飾りつけするとモノ凄いことになりそうですね。
途中に三頭大滝。滝を見るための吊り橋が設置してありましたがこの滝にこの橋が必要かというとそうでもないかもしれませんね。
しばらくは沢沿いを登って行きます。高度が上がるほどに残雪もあり、気温が下がってきました。これはこれでヒートアップしてる時にには涼しく感じますね。
都民の森ナンバーツーの桂の木がありました。これもどデカイのでタッチしてパワーを分けてもらいました。
寄り道した割には予定通り尾根にたどり着きました。ここからは20分ほどで山頂です。なんだかあっけないですね。おっと、油断大敵ですね。
三頭山西峰に到着しました。富士山がキレイに見えておりました。ほんとスーパービュー!でございますっ!
富士山を撮る私を撮る相棒。いやぁやっぱり富士山はイイですなぁ!
後ろを振り返りますと、先週行けなかった鷹巣山が堂々たるお姿を見せてくれておりました。
石尾根沿いを辿って行きますと、これまた先週行けなかった雲取山のお姿も。
西峰から東へ降りて登って程なくして中央峰へ到着しました。ここらで昼メシとします。
そして私は先週のテント泊疲れにて軽量化の為、超シンプルメシのカロリーメイトもどき400kcal。これで十分です。戦わずして負けです。
ここ三頭山はさまざまな木が残されており、とても癒されます。三頭山は木の山だなぁと思います。
さ、昼メシも食べたことですし下山です。奥多摩湖の方へ降りていきます。
途中の小ピークにて富士山がキレイに見えていたので撮影会。本当にキレイだねぇと撮影が終わり、相棒が撮影している最中にふと「奥多摩湖に降りるのになんで富士山が見えるんだっけ?」と思い、ジオグラフィカにて位置確認。
あれ?
ひょっとして??
ま、まさかのうっかり山岳部警戒警報発令???
鶴峠方面へ降りておりました・・・。地図に記載の「鶴峠分岐」の鶴峠の文字に騙されておりました。山頂からだいぶ降りてきていたのもあり、引き返すのもなぁと思いながら地図を見直してみますとしばらく行った先にムロクボ尾根方面への巻道があるようなのでそのまま進むことに。ここでプランが破たんしました。
本当に巻き道があるのか少々不安ではありましたが地図どおり道を見つけました。ホッとした瞬間です。
それからはうんざりするくらいの巻き道。もう飽き飽きです。途中の沢筋には残雪もありしかもそれが落ち葉で隠れているためとても危険な箇所がありました。雪があれば間違いなくアイゼン付けますのである程度の覚悟は出来ますが、雪が隠れているといった状況は初めてなので油断も隙もあったもんじゃないですね。
ようやっと尾根に合流しました。この時点で1時間押し。憎っくき鶴峠分岐です。ここからは尾根をひたすら下ります。楽しみにしていた尾根下りです。どんなマゾプレイが待っているのでしょうか。
ヌカザス山手前にあるムロクボ尾根への入口です。いきなりのロープ場です。さすがですねムロクボめ!
そしてここでのうっかり。
オイラが降りている最中に同じロープを持って相棒が降りてきました。しかも足を踏み外し全体重がロープにかかりぶら下がった状態になっておりました。その反動でオイラもバランスを崩してしまいました。これは非常に危険な行為だと思いました。ここが3,000m級の鎖場だったら?致命的です。よく槍ヶ岳の梯子場で前の人が登っているのに登り始める人がいるのと同じですね。もし万が一前の人が落ちてきたらたまったもんじゃありません。今回のこの場合は一人一人降りなくてはなりませんね。これは今後気を付けないといけませんね。
ロープ場が終わってもさすがのムロクボ尾根は容赦なく急斜を披露してくれました。もう足がガクガクで靴の中の足もきっちりと前面へ押し出されている感じになっておりました。
そして4時代バスギリギリに降り切りました。いやぁ痺れるぜ!ムロクボめ!3週間前には相棒は雪の中ココを登ってったのですから半端ないっすね!多分私には無理~っ!
いやはや、降りた後のビールは格別ですなぁ~。奥多摩駅天益にてビールと餃子。ごちそうさまでしたっ!