あれれぇ?石尾根縦走って・・・。たしか奥秩父縦走って言ってなかったっけ?
そうなんです。またしてもうっかりやっちゃいました。さて、うっかりは何をやらかしたんでしょうか!
まずは私のプランニングをば。まぁざっと見て下さいな。
【1日目】
奥多摩駅(08:30)・・・三ノ木戸山分岐(10:45)・・ ・六ツ石山分岐(11:45)[休憩 10分]・・・水根山(13:25)・・・縦走路分岐(13: 30)・・・鷹ノ巣山(14:10)[休憩 10分]・・・巳ノ戸の大クビレ(14:45)・・・ 千本ツツジ(15:55)・・・七ツ石山(16:25)・・・ ブナ坂(16:35)・・・雲取奥多摩小屋(17:15)
【2日目】
雲取奥多摩小屋(04:30)・・・小雲取山(04:55)・・ ・雲取山(05:25)[休憩 10分]・・・三条ダルミ(05:55)・・・狼平(06: 35)・・・北天のタル(08:25)・・・飛龍権現(09: 05)・・・飛龍山(大洞山)(09:25)[休憩10分]・・ ・飛龍権現(09:50)・・・将監峠(12:10)[休憩 10分]・・・山ノ神土(12:40)・・・御殿岩分岐(13: 15)・・・唐松尾山(13:50)・・・水干(15:15)・ ・・雁峠分岐(15:25)・・・笠取小屋(15:40)
【3日目】
笠取小屋(04:30)・・・雁峠分岐(04:50)・・・ 雁峠(05:00)・・・雁坂峠(08:00)[休憩 10分]・・・雁坂嶺(08:50)・・・西破風山(10: 30)[休憩 10分]・・・笹平(破風山)避難小屋(11:40)[休憩 10分]・・・巻き道分岐(13:10)[休憩 10分]・・・木賊山(13:45)[休憩 10分]・・・甲武信小屋(14:10)
【4日目】
甲武信小屋(07:30)・・・甲武信岳(07:50)[休憩 10分]・・・両門ノ頭(10:10)・・・東梓(10:40) ・・・国師のタル(11:10)・・・国師ヶ岳(13:00)[ 休憩10分]・・・北奥千丈岳(13:20)[休憩 10分]・・・大弛峠(14:00)
【5日目】大弛峠(06:00)・・・朝日峠(06:30)・・ ・朝日岳(07:00)[休憩 10分]・・・金峰山(08:40)[休憩 10分]・・・砂払ノ頭(09:40)・・・大日小屋(10: 50)・・・富士見平小屋(11:40)[休憩 10分]・・・瑞牆山荘(12:30)
奥多摩駅(08:30)・・・三ノ木戸山分岐(10:45)・・
【2日目】
雲取奥多摩小屋(04:30)・・・小雲取山(04:55)・・
【3日目】
笠取小屋(04:30)・・・雁峠分岐(04:50)・・・
【4日目】
甲武信小屋(07:30)・・・甲武信岳(07:50)[休憩 10分]・・・両門ノ頭(10:10)・・・東梓(10:40)
【5日目】大弛峠(06:00)・・・朝日峠(06:30)・・
いやぁこうやって見ますと壮大過ぎて恥ずかしいかぎりですね。でも最初っから挑戦をあきらめるよりはやってみての方がイイですよね。絶対に見えてくるものがありますから。
さ、どんな山旅だったか振り返ってみましょう。
4月28日 Day1
見慣れた奥多摩駅です。ものすごい登山者の数です。GWということもありバスも増便が出ているのでしょうかねぇ。今回はそのバスには乗らずそのまま登山口へ向かいます。なんか優越感ですね。ま、そんなこと言ってられんのも今のうちなんですけどね。
石尾根の枝尾根の本当の先っちょから登りたかったので「むかしみち」に入り、
そんなむかしみちの途中にある神社の階段が石尾根のスタート地点としました。地図でみるとココが石尾根の末端な感じでしたからね。ところがこの階段が思いのほか段数ありまして、のっけからパンチくらったっけ白目むいてダウンしそうになってしまいました。
神社境内の脇を通り、
石尾根登山口から登り始めます。ここである登山者が前を歩いておりました。見たところテント泊装備のようですね。ここからですと七ツ石小屋か奥多摩小屋でしょうか。しばらくはその方、ここではAさんとしましょうか。そのAさん先行で尾根を登って行きます。
いつもはゼハゼハとなってしまうとこなのでゆっくりゆっくりと登ります。程なくして尾根らしいところに乗りました。
いやぁ新緑が素晴らしいっ!素晴らしすぎて眩暈がします。
カラッと晴れた青空に降り注ぐ日光をうける新緑のトンネル。サイコーですね。
足元には色とりどりの小さな花も萌え萌えな感じですしやっぱ山はイイっ!と思い始めたところで三木戸山が立ちはだかります。
先ほどまで前を歩いていたAさんもどんどん行ってしまいました。そしてどこかの高校の山岳部でしょうか何かの合図かなんかなんでしょうか時折掛け声を掛け合ってどんどん抜いて行ってしまいます。この時点で私は猛ダッシュする亀より遅い感じです。
そして矢継ぎ早ではありますが石尾根最大の難関となりました六ツ石山の急登がぁ・・・。
三木戸山で白目をむいてダウンしかかっているところにとどめを刺された感じです。
なんとか六ツ石山をやりすごし(←まぁピークは避けましたけどね。)だいぶ高度が上がって来て目に留まるものも変わってきました。
なんとかツツジもつつましく咲いておりまして、もう5月なんすねと。
萌え萌えの新緑の山が遠くに見えてまいりました。たぶんですけど位置的に前に登った御前山かなーと。
時間も押して来ましたので御巣鷹山はピーク踏むつもりでしたがそんなことは言ってられません。まぁその時はまだゴールはみずがき山荘ですから。そんな中、巻き道の途中のちょっとしたスペースに先ほどのAさんがザックを降ろして休憩されておりました。この時点で14時くらいでしたかね。どこまでですかと尋ねると「七ツ石小屋です」とのこと。そして「17時まわっちゃうなぁ」とおっしゃる。確かに長い!とにかく石尾根は長いということに今さら気が付きます。私はこの時点でも奥多摩小屋を目指していたので奥多摩小屋に着くころには真っ暗闇じゃぁござんせんかってことになってしまいました。
はい。ココうっかりですね。
テント泊装備でコースタイム通り行けるわけないやろっ!
もうこの時点で奥多摩小屋をあきらめ、17時に七ツ石小屋に予定変更です。ここが壮大なるプランが破断した瞬間です。小屋って遅く到着すると嫌がる傾向にあるので(当たり前だろっ!)休憩しているAさんにお礼を言ってじゃぁお先にっ!と先を急ぐことにしました。不思議なもので今まで亀足だったのが急に足が動くようになり、よーやっと小屋手前の水場に到着して水筒が空っぽだったのでガブ飲みです。もの凄く美味しく感じますよねー。もうこの時期になると1リットル位では足りませんね。16:30になんとかかんとか小屋番さんもしかたないっすねぇくらいで七ツ石小屋に到着いたしました。ペグ止め寸前だったテントを寄せてもらってスペースを空けて下さいました。ほんと助かりました。
そして17時過ぎたころにAさん到着。お疲れ様でしたぁ。と声をかけるとどこまで行く予定なんですか?と聞かれたので「みずがき山荘です」と答えると実は私もと言う話になり、そして実は今日は奥多摩小屋の予定だったことも判明し、増々あれ?このお方はなんだか私とベクトルが同じな感じがプンプンしておりました。この時点でヘロヘロな私はもう明日はこのまま鴨沢に降りちゃおうかと思っていると言うと、
「それはもったいない。私もそうですけどせっかく有給とって来てここで降りるのはもったいないっすよぉ」
と仰られる。たしかにそうだなぁと思い直し、じゃぁ明朝のコンディション次第では雲取山登って三条小屋で風呂に入って降りますわと伝えました。
そしてそんな七ツ石小屋の夜は更けて行くのであった。to be continue・・・。
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