日帰り用のザックにと去年買ったレラパック30ですが、何度か使っていく中で自分に合わない部分が見えてまいりました。
まずは背面長。これは致命的ですね。長いんです。ウェストハーネスを定位置へ持っていくと肩が浮く。自分の知識不足が全てではありますが、やっぱり専門店でないとこういったアドバイスしてくれないし、ピタっと自分に合っているザックを経験しないとこういうところはわかりづらいですよね。テント泊用のバルトロは重たいものも運ぶし結構なお値段もするしで失敗は許されないので慎重に選んだ結果本当に「着る」感覚で背負えています。なので余計この日帰り用ザックの「粗」が見えてきたといいましょうか。
そして次にコンプレッションベルトが付いていない為、少ない荷物だと全て下に沈んでしまう・・・。スタンヘビーになってしまってバランス悪いったら。やっぱりナニゲにこのコンプレッションベルトって大事なんですね。
あとは素材でしょうか。ショルダーおよびウェストハーネスが妙にカサカサとした硬い素材の為、質感が悪いし体に馴染まない。
といったところでしょうか。あ、これはあくまで私の体に合っていないということでこのザックが悪いということではありません。そこでこれだと日帰り登山が苦痛でしかなくなってしまうということで買い換えを検討しました。条件としては以下の通り。
①背面長が40後半のもの。レラパックは53もありましたから・・・。
②コンプレッションベルト付き。
③背中の空気の行き来がイイもの。
④雨蓋タイプではなくジッパータイプであること。
⑤ザックカバー標準装備のもの。
といったところで当然選ぶはグレゴリー。③の条件はないかなぁと思ったのですがグレゴリーにもこのタイプがあることを初めて知りました。オスプレイは有名ですけどね。あと⑤もないかなぁと思ったのだけど今はナニゲに標準装備してるんですね。そしてそんなグレゴリーから五つの条件を丸呑みしてくれたのがズール30でした。ラッキーなことに今は30%OFFでした。
GREGORY ZULU30 Mサイズ ネイビーブルー
色はバルトロもそうですが紺系を選択しました。もうこれでいくことにしました。
まず、背面長はMサイズで46〜51cmなのでバルトロのSサイズ(41〜46cm)よりは大きいことになりますが私自身の背面長は47、8といったところなのでピッタリかと。空身ではありますが実際背負ってみると「あ、ごめーん着るの間違いだったぁ」と一人ボケるくらいフィットしておりました。まぁこのあたりは荷物積んでからですね。
もちろんコンプレッションベルトにて背中に縦にタイトに積むことができますね。
そしてグレゴリーには無いと思っていた通気もの。クロスしたフレームによって高さを出しています。
メッシュの高さも指二本分で高すぎず低すぎず。ココが高すぎると荷物が背中から離れる為、振られるような気がしています。なので程よい高さなんではないでしょうか。
日帰り用では雨蓋タイプよりジッパータイプの方が私は好きです。雨蓋を伸ばすくらい荷物を積むことってめったにないと思っています。ジッパーは半分弱くらいまで開くタイプですね。確かにこのクラスですと最後まで開く必要はないように思います。
センターメッシュポケットの中にジッパー付きポケットがあり、そこにザックカバーが忍ばせてありました。デ~ハ~な黄色。
以上が五つの条件でした。そしてその他の部分を見ていきますと、
サイドポケットはナルゲン1リットルがこんな具合に収納。深さはイイんですが縁ゴムがナルゲンより大きい為、スカスカです。一抹の不安を覚えますがレラパックもこれぐらいで落ちたことはなかった為、問題はないかと。しかし岩稜帯など落としたらまずそうな時はザックに入れておいた方が無難と判断しました。それと同時にそろそろハイドレーションを導入しようかという気になってきました。
そんなハイドレーションポケットと穴ポコもついております。
蓋に付いているジップポケットは深さがあって使い勝手が良さそうです。
蓋の裏はメッシュポケットとなっておりここに財布を入れる感じでしょうか。キーリングもついているので車のキーなどもココですね。
ショルダーハーネスにはサングラスホルダーも。まぁ単純に差し込むタイプですが。
ウェストハーネスのポケットは左がメッシュタイプで容量も必要にして充分。
バルトロ85と並べてみてもそんなに大きさは変わりませんね(?!)
早速ですが次のお休みの日に実際に着て登ってこようかと思っておりますので使った感は後日また書きたいと思います。
あ~・・・。30リットルザックでこんなにながながと語ってしまった。お付き合いありがとうございました。
後日、大菩薩嶺にて背負ってみました。まぁあんまりレビューになっておりませんが。
ukkarisangakubu2.hatenablog.jp