うっかり

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トレッキングポールを使用しなくなった理由

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10年程前に登山を始めた頃に買ったこのポールを使用しておりました。BDのなんてモデルかは失念してしまいましたがグリップ部分に振動防止機能が装着されておりとくに可もなく不可もなく普通に使える信頼のおけるポールでした。
 
そして去年から登山再開してからも使用しておりましたがそれに伴って山関連のサイトなりSNSなりを見るようになっていくとポールキャップを被せて使用するべきといった声が聞こえるようになってきました。
 

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これですね。
このキャップをしないと植生を傷めたり登山道自体を傷めたりするからとのこと。やはりローインパクトに徹するというのは山登りにおける鉄則と言えば鉄則ですからね。確かにその通りだなという事で私も必ずキャップ装着にて登ることにしました。
ところがイザというときにキャップが滑りバランスを崩してしまう場面が多発したのと、今年の三頭山だったと思うのだけどいつの間にかキャップが外れて見失ってしまいました。山には何も残さないということが信条ではあったため、これには非常に落胆致しました。その後、甲武信ヶ岳では逆にこのキャップを2個拾った為、地球の立場からしてみるとトントン(?!)となったわけですが、そういったことが続いた為、このトレッキングポールについて再考してみることにしました。
 
1.本来トレッキングポールはバランスを保つ為のものなのにキャップを装着すると濡れた泥などでは滑ってしまい、本末転倒なのでは?
2.キャップをしていると思わぬところで抜け落ち、逆に地球にインパクトを与えるのでは?
3.抜け落ちを防止するためにテープなどで固定しましょうと言われておりますが、ガシガシと岩などで擦れたりするとテープ自体の欠片が落ちてしまうのでは?
4.かと言ってキャップをしないと木の根っこを傷つけたりして

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このような道では傷つけ必至ですね・・・。むしろこういう場所では歩くだけでもインパクトあるのでは?
5.ポールに頼り過ぎて下りではガシガシと降りていた。トレッキングポールの本来の使い方ではなかった?
 
んで結論・・・
 
キャップをしてもしなくてもダメなのであればもう無理に使うのはやめよう。これからは雪道での使用のみとする。
 
という結論となりました。ので今年の夏の南アルプスから使うことがなくなりました。ポールに頼らない歩き方をいろいろと模索して今では逆にあると邪魔だろうなと思うまでになりました。
 
慎重に登り、慎重に降りる。これでいいのかと。