川苔山に行ってみようかと思い立ちました。以前は鳩ノ巣から登ったのだけど今回は百尋ノ滝が見てみたくて川乗橋から登ることにしました。
と、
普通だとこういう感じでプランニングするところですが、再来週はいよいよ奥秩父主脈縦走路を歩くということで長めに距離をとって縦走筋(?!)を鍛えることにしました。なので今回は天目山に登ってそこから川苔山まで縦走して古里駅へ降りるといったプランにしてみました。総距離22kmと自分にとっては長めの距離ですね。標高累積差も2,000超なので自分的に結構ハードなプランニングです。
■2019年4月13日(土)
奥多摩駅からバスに乗って東日原で降りて天目山登山口から登ります。
途中にミツマタの花が!初めて見ました。コロンとしててかわいらしいですね。
高度が上がってきますと遠くの山々が見えるようになってきました。それにしても天気が良くて登山日和ですねぇ。やっぱり山は気持ちがイイですねぇ!
あと、こんな花も見かけました。これはなんという花なんでしょうかねぇ。とても可愛らしくて気に入ってます。前にも一度お会いしたことがあったんですよねー。
1,300mを越えたあたりから雪が本格的になってきました。しばらくはそのまま登り続けます。
一杯水の小屋に到着しました。ここからこの小屋の裏手から天目山まで直登します。
ちょっと登るのがつらくなってきたのでさくっとチェーン装着します。
最初のピークから天目山が見えてきました。ここから一旦急降下して急上昇します。雪も残っている為まぁまぁツライ時間帯です。
さ、もう一息、本日の最初のビクトリーロードです!
今回のメインの山と言っていい天目山山頂に到着致しました。とても地味な看板ですが、振り返るとご覧のようなゴージャスな眺望がっ!
真正面に富士山。
さらにズーム。どどーんっ!
手前には石尾根が根っこから雲取山まで全て見通せております。六ツ石山、鷹ノ巣山、七ツ石山、そして雲取山。去年のGWはココをテント泊背負ってヒィヒィ言ってたんですよね。
そして左に目線を転じますと、これから行く川苔山とそれに続く稜線が見えておりました。それにしても遠い。
と、今までは思っておりました。
ところがここのところ実際は意外と近いということがわかってきました。やはり山の大きさや霞んで見えたりした場合は遠くに見えがちです。なのでこの時も遠いなぁと思いましたが思い直して「なんだ全然行けそうじゃん」と思っておりました。というか思い込んでおりました。
天目山からは最初のピークまで戻り、稜線へは一杯水方面へ降りるのではなくて川苔山方面へ直接降りる感じで戻りました。ノートレースでしたが尾根の先端をたどっていけば合流できました。
稜線へ合流してしばらく行くと仙元峠と巻き道の分岐がありました。どうせなら全てのピークを踏んでいこうと迷わず仙元峠への急登を登り始めましたが少し後悔しました。でもまぁこれも鍛錬ということで頑張って登りました。
さ、本日2回目のビクトリーロードです!
仙元峠には古そうな祠が。鳥居が倒れていたので立てさせて頂きました。ここから蕎麦粒山までは登り返し。これも手強そうです。
ひぃひぃ言いながら登りつめて本日3回目のビクトリーロードです!
蕎麦粒山はまぁまぁ手強かった。
これが蕎麦粒岩でしょうか??
川苔山までの道のりの全貌が見えてまいりました。
ちょっとなぞってみました・・・。遠っ。あ、いや、そ、そんなでもないんじゃね?
蕎麦粒山からの本線への合流点です。ここからは稜線本線を歩きます。
やはりと言いましょうか、稜線歩きはとても気持ちが良いですねぇ。
いやぁサイコーですねー。
と、言えるのは平坦な道か下りです。
そうなんです、この縦走というのは登ったり下ったりの繰り返しじゃないですか、登ってる時は「また登りかよキっツイなぁもうこんなこと2度とするか!」と思いながら歩いてます。しかし平坦か下りになると途端に「あ~気持ちイイっ!サイコーだよねぇ。これはやめられないねー」と思っている。そしてこれが何度も何度も繰り返されるのが縦走なんですね。
ようやく日向沢の峰に到着しました。ここまでもまぁまぁツライ登りでした。そんな登り口にあったピンポンパンの木。ママとあそぼうピンポンパンのエンディングで子供たちがこの中からオモチャを手に持って出てくるといった演出のあの木に似てませんか?その当時はそんな子供たちを見てもの凄く羨ましかった覚えしかありませんでした。あ、そんな話しはどうでもいいですか。そうですか。
さ、気を取り直して。いよいよ川苔山への稜線への登りとなります。振り返りますと今までの道のりが見えてココまで来たかぁとコレ縦走あるあるですね。この瞬間がとても好きです。
そして本日最終ラスボスへのビクトリーロード!
15:30川苔山に到着致しました。行きのバスでワイワイと川乗橋で降りた方々は誰一人居ませんでした。当たり前ですよねこの時間ですから。
もうね、ヘロヘロです。もうすでに筋肉痛みたいな。頑張った自分に豆大福。そしてここで驚愕の事実が!今回ハイドレーションを初導入してみてたのですが豆大福のあとにチュウチュウしたらズズッって・・・空気が。気が付かないうちに飲み干してしまいました。よくハイドレーションは残量がわからないという声を聞いておりましたがなるほどこういうことか!と思いました。まぁこの季節だしあとは下るだけだしと自分で自分をフォローしておりました。
そして、20分ほど休憩していい加減夕方のような風情となってまいりました。なんだかさみしくなってもうここはさくっと鳩ノ巣に降りて駅前の居酒屋で生ビールでも飲むか?とか思ったのだけどイヤイヤ当初の予定通り古里へ降りるべきだと思い直しました。ホントこの時は真剣に迷いました。
川苔山からは赤杭尾根をひたすらゆるゆると降りて行きました。とくに危ないところもなくただただ尾根を下るそんな感じです。この時点でおよそ30分ほど遅れておりこりゃ予定の電車には乗れないかなぁ微妙だなぁと思いながら歩いておりましたがゴール付近になってこりゃひょっとしたら間に合うのでは?となり、古里駅と川井駅分岐で川井駅方面から途中古里駅へと降りる急降下道が地図上にあったのでこの方が近道と判断するやとてもじゃないけど人間が歩く道じゃねぇ!ってとこをガシガシと降りて行き、
17:55発青梅行の5分前にゴーーーーーールっ!長い縦走は幕を閉じました。とても充足感パないっす。ってなんだか50歳のおじさんが言う言葉じゃありませんね。
反省デス。