九州山ロスから2週間が経ちました。そろそろ行っておかないと発作が始まってしまうなー。ということで車だと帰省Uターンラッシュにぶつかっちまうということで電車で行けるところを探っておりました。そして魅力的なキーワードを発見しました。それは、
奥多摩三大急登
というもの。まぁ、実際どこと決まっているわけじゃないらしいのですが一般的には、
鷹ノ巣山稲村岩尾根ルート
六ツ石山水根ルート
本仁田山大休場尾根ルート
とのことですが、これ以外にもいろいろあるよーですね。
そんな奥多摩三大急登を是非とも登ってみたいと思い、鷹ノ巣山稲村岩尾根ルートにて鷹ノ巣山へ登り石尾根にて六ツ石山へ歩き水根ルートを降りるといった奥多摩三大急登を登りと下りで堪能してしまおうといった超欲張りドM企画!まったく欲しがりさんなんだからっ。さてさてこんなドジでノロマな亀な私でも登れるのでしょうか。
■2019年8月18日
いつもの電車に乗りいつものバスに乗る。9時に東日原バス停を出発します。
登山口がありますが一旦降りるようです。登山口から降りるって・・・。
稲村岩のトンガリもお出迎え。民家の脇を通って行きます。
どんどん降ろされます。なんてドSなんだ!
橋を渡り、いよいよ稲村岩尾根コースの始まりです。あー釣りしたくなりますねー。
まずは沢沿いを何度か渡渉を繰り返しながら登っていきます。
稲村岩までの壁のような登り。きっつーっ!
容赦なく登らされるうっかり。
やっとこさ稲村岩に着きました。ゼハゼハです!ここで小休止。
軽ーくジャブ喰らった感じですが、ここからが本番です。稲村岩尾根道が延々と続くまさにドS尾根。
景色も変わらず単調だと言われているようですがそんな中でも見所を拾うのがうっかり流。
稲村岩尾根コースは広葉樹の森でございました。ステキですねー。
単発に生えておりましたキノコ。コロンとかわいらしー。
サルノコシカケの子ども?
いやはや、ホントただただ登らされる。さすが三大急登だ!とは言っても岩とか木の根っこでのよじ登り系もなく同じ歩幅で登って行けるのでとても登りやすい方だと思いました。
とは言いましてもきついものはきついっ。
そして突如としてブナの巨木が。
この時点で日原川から900mほど登りましたでしょうか。1500m付近でようやく目の前が明るくなってきました。
ヒルメシクイノタワに到着です。面白い名前ですが、まぁここで昼メシを食っていたのでしょうかねぇ。どうなんでしょうか。
そんなうっかりもここで昼メシを食うのを目的としておりました。たっぱにぎゅーぎゅーに詰めたナポリタン。いただきまーす!
ところがっ!
雨が降っているからなのか小蝿やらアブやらブヨやら蚊やらありとあらゆる人間を刺す虫がオイラの周りに集まってきました。なので麺をすすると虫が口の中に入りそうなイキオイ。これは食えたもんじゃぁありません。なので撤収して続きは山頂で食べることとしました。
すでに雨が降っております。幻想的ですねぇ。ブナ。
ざんざんと降ってまいりましたのでカバーを。まぁ濡れて困るものは入っていないのだけど、帰りのバスとか電車とかありますからね。
そして、本日のビクトリーロード。奥多摩三大急登を登り切りました。
真っ白の世界へ突入しました。まぁ、今回は真っ白覚悟で主目的はやはり、
稲村岩尾根を登るということでしたから大満足でございます。この標識の後ろから登ってきました。
山頂では先ほどのナポリタンの続きをはじめたのですけどここでも虫の大群に襲われました。アキアカネを期待してたのですけど、雨だったからかテイクオフが遅め。しばらくしてようやく飛び交いながら虫を食べ始めましたがもうその頃には自分が食べるのに疲れてしまいました。なので志半ばにして断念です。
さ、撤収して石尾根歩くぞー!
六ツ石山分岐。ここから本日最後の登りです。
本日最後のビクトリーロード。
六ツ石山に到着。案の定ひとっこひとりおりません。
そして今回の目的の一つであります、水根ルートを駆け下ります。
さすが三大急登!まっさかさまです。ここ登りたくねぇと思ってしまいました。途中でカミナリが一発なりましたが、大気は安定しているので心配はなさそう。
土砂降りのなか水根バス停に到着しましたが、屋根がなかったので奥多摩湖バス停に移動して雨宿りしつつバスを待ちました。
ふぅ・・・。どうでしょう。この超欲張りドM企画。もういいかなぁ。
とはいっても久しぶりの奥多摩!楽しい山行でございました!