いやぁ大岳山以来の山登りでございますね。ここのところ自転車妄想にふけってばかりで、最後のピースが埋まらないばかりにまわりからの攻め中でございます。そして休みになると押入れに引きこもってサタナスだのルシファーだの悪魔崇拝音楽を勉強しておりました。というのは全くの冗談ですが押入れスタジオにてギターをかき鳴らしておりました。
いかんいかん!こんなことじゃ。
と、いうことで今回はさわらびの湯から棒ノ嶺へ登って高水三山方面へ歩いて岩茸石山から高水山にある常福院の古の本堂を堪能致しました。帰りは惣岳山経由にて御嶽駅へ降りました。久しぶりの登山ではまぁまぁの長距離となってしまい疲労困憊ではありましたがイイ山旅でありました。
■2020年2月9日(日)
あまり西武線とか乗らないのでアウェー感満載でございます。途中乗り換え駅のホームでは電車がどっちに走るのかもわかりませんでした。ここはどこなんですか?といった風情。
とりあえず駅前吉野家で朝飯を食らいます。並盛と味噌汁。寒かったのでホッとした瞬間ですね。これで棒ノ嶺まではシャリバテはせんでしょうな。
さわらびの湯からは尾根コースと沢コースがあるようですけど棒ノ嶺といえば沢コースなのかなというか圧倒的に沢コースを選ばれているようなんだけど、なぜかはわかりません。冬の沢コースって寒いだけじゃないでしょうか?夏だと涼しいのに。でもここは王道(?!)の沢コースを迷わず選択してみました。途中の有間ダムですが時折吹く北風にワークマンソフトシェルのフードをかぶります。とても使えますねワークマン。
沢コースまでの途中にある巨木。どっしりとして武者んよかです。
沢に入ってきました。
やはりといいましょうかとても冷たくて寒々しい世界でございました。
源頭あたりからぐぉぉぉっと登りつめて尾根に乗り上げました。
合流地点で岩茸石。威風堂々とした佇まい。
ゴンジリ峠へ乗り上げ、ここからはゆるゆると棒ノ嶺まで登ります。漢字だと権次入と書くようですね。
本日のビクトリーロード。
着きました。風がびょぉびょぉですがそれがゆえに景色はサイコーなのではないでしょか。
心の山、筑波山が平野部を挟んでにょきっと立っておられました。感動デス。
東京スカイツリーも霞んでますが見て取れますネ。
なんと男体山までも。
山頂はドロドロと聞いてて構えてたんですが、まだガチガチに凍ってて助かりました。確かに融けたら最悪のシナリオが待っていると思われます。
ゴンジリ峠へ戻り、黒山へ尾根道をのんびりと歩いて行きます。
黒山は陽だまりとなっており、ぽかぽかとしておりました。誰もおらず静かな山頂でした。黒山の人だかりではありませんでした。
岩茸石山へ向かう途中にやまびこ広場というエリアがありました。ここもぽかぽかとしており、ベンチもあってここで昼飯かぁ?とも思いましたがこの時点で10:30くらいでしたので早すぎですね。残念ではありましたが機会があったら是非ココで昼飯を食いたいなぁと思いました。ということでここでは眺望を堪能します。
東京湾がキラキラと輝いておりました。
これから向かう岩茸石山と高水山でしょうか。やっぱり縦走は楽しいですね!
お!なんかしらんけど富士山が可愛らしく見えました。やはり威風堂々とした裾野が見えないとこうも可愛くなってしまうのですね。ほんといろんな表情を見せてくれます。
迷彩柄の木。ググってみたらスズカケノキとありました。合ってますでしょか。
岩茸石山へ到着いたしました。まぁまぁ疲れました。ここも素晴らしい眺望です。
ここから高水山へ向かいます。
ほどなくして到着。古の本堂が目の前に。文政時代のものらしいです。文政と言えばシーボルトの時代ですよっ奥さんっ!
すばらしいです!
狛犬も特徴的ですね。
これも見てみたかった門です。ここは令和天皇が皇太子のころに登ってこられたとご住職からお話を聞かせて頂きました。
ご住職から直々にご朱印を賜りました。ありがとうございます。
お寺のベンチをお借りして昼飯です。カミサンが作ってくれたナポリドッグ。これを3本平らげました。ごちそうさまでございました。
惣岳山への途中にビュースポットがありました。TOKIOの摩天楼。こんな感じで見る東京は初めてかもしれませんね。
そんなビュースポットは剥げ上がっておりました。だからビュースポットになっているのだけど。ここにまた植林するのでしょうか。
惣岳山が見えてまいりました。本日最後のピークですね。
そろそろ疲労困憊となっておりました。足が上がんねぇ。なんとか惣岳山。
神社がありましたがなぜか金網にくるまれておりました。彫り物がスバラシイ。
さ、あとは御嶽駅まで一目散に降りて行きましょ。
降りたらぽかぽかとした早春の世界でございました。風が強いのでブレておりますが梅の花がおしとやかに咲き誇っておりました。もうすぐ春ですねぇ。恋をしてみませんか。あ、なんだか年代を感じさせるこのくだり、うっかり的にはこんなオヤジ加齢臭い表現には反吐が出る思いであります。ほんとどうもすみません。
お口直しにマンホールの梅の花をご堪能あれ!いやはやイイ山旅でございました。