うっかり

山のこと、釣りのこと、自転車のこと、鳥のこと、道具の試行錯誤

脱・ガス缶

B6君でチリチリやってるそばでクツクツとメシを炊いておくといいのかなということでEsbitを導入してみました。ガスでエエやんと思いましたがこうなったらガス缶を持って行かなくしてしまえと思いました。ガス缶はメシ炊きとランタンで使用しようとしておりましたがメシ炊きはコレ一つで炊けるし、ランタンは今どきは軽量で明るいLEDがいくらでもあるし自転車の振動でマントル粉々とかって容易に想像できますね。

 

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Esbit Taschen Kocher Klein

今さら細かく紹介するのもはばかれるくらい大昔から存在してるEsbit。そうですね、アウトドアショップ行くと絶対にあるやつですよね。でもうっかりはガスストーブ持ってるし固形燃料のチロチロ炎にはあまり必要性を感じてませんでした。ところが随分前に友人と源流部まで釣り上がってた時に友人がコーヒー淹れるのにアルコールストーブでお湯沸かそうとしてて、滝の瀑風の中でチロチロした炎でお湯が沸くのかぁ?と半信半疑だったんだけど、それが思いのほか早く沸いてとても驚いたもんでした。その友人は三本組の五徳も自作しててバラせばとてもコンパクトになり、こうなってくるとガス缶とかとても嵩張る荷物に思えてきたもんでした。

で、このEsbitですけども、こうやって実物を手に取ってみるととても質実剛健ジャーマン魂を感じます。さすがMadeinGermany的な逸品ですね。ググってみるとどうやら軍人一人一人に支給されてたものとか。そりゃただでさえ質実剛健ドイツ製なのにましてや軍で使用されてたとなるともう一生モンなんじゃないでしょうか。ことドイツ製品に対してはとても長持ちするイメージを持っています。手持ちでドイツ製品でぱっと思いつくのは犬のリードでしょうか。犬を飼い始めて最初に買ったリードは半年でぶっ壊れてしまい、じゃぁちょっと高いけどイイの買っとくかということでflexiというのを使い始めて13歳の今まで使えてます。結構雑に扱っていてもぶっ壊れる素振りもないです。これって凄いことだなぁと感心します。

 

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半開きと全開きで固定できるような仕組み。しっかりとした造りがゆえ半開きでもしっかりとして鍋を支えてくれそうですね。ガタが一切ない。

 

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スノピ700では半開きで、モンベル13では全開きで使う感じでしょうか。

 

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内側エッジはバリがバリバリだったのでこりゃヘタすっと手切るなということで金ヤスリとサンドペーパーにて滑らか~スベスベ~にしてあげました。でもあまり削り過ぎちゃうとメッキ剥がして錆びやすくなってもいやなので程ほどにしておきました。

 

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固形燃料は本体にインサートされてたこの箱に入っておりました。4g2本で0.25ℓを5分で沸かす?的なイラストが描いてあります。

 

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ネットみる限りあまり評判のよろしくない燃料ですが、どうなんでしょうか、確かに最初っから一部粉々になっていたり、毒じゃないけど食べないでねとか書いてある。まぁこれは仕方ないとして、ほんとに評判通り使いづらい、臭い、のでしょうか。このあたりはこういった評判を鵜呑みにせずにですね実際使ってみましょうかね。

 

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換気を万全にしていざ点火!

 

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火点けるだけじゃなんだかもったいないので実際にメシ炊いてみることにしました。米一合(水30分浸し)+水200でEsbit1本ずつ燃やしてみるとだいたい3本(約20分)で炊き上がりました。

 

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20分蒸らし後の状態。ご覧の通りツヤツヤご飯!コゲもせず、鍋底に煤が付きますが軽く洗っただけでサッととれるし、匂いも青色固形燃料の方が臭いんじゃないか?といった印象。いやいやこれのどこが使いづらいんじゃ?実際ご飯を食べてみると若干固めではあったのだけど普通に食べることが出来ました、あ、いや、旨かったですよ。そりゃそうですよね炊きたてだもん。固かったのは燃料の使い方次第でしょうかねぇ、この寒い時期は水温が低いので始めは2本同時で一気に水温上昇させて消えかけで1本追加でだいたい10分~15分くらいでイイ感じになる感触はありました。(※この後、再度この方法で炊いたら完璧な仕上がりでございました)あとはまぁ、コゲとか煤とかは鍋によるのでしょうね、モンベルは熱効率のいいアルミ+なんだかの加工してあるようなので。

 

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燃料の燃えカスは殆どないに等しいようですね。汚れないようにアルミとか敷けばいいんだろうけど、うっかり的にはこのようにドンドン汚れてった方が使用感出て味となると思う派なのでそんなアルミとか敷きません。軽くスポンジで擦ればここまで落ちます。

初めてEsbitを使ってみましたが、こんなお手軽にご飯が炊けるのであれば全然問題ないですね。さて、これであとは灯りをどうするかですね、まぁぶっちゃけヘッデンだけでもいいんですけどね。

 

とか言いつつ、EPIgasのサイト見てみたらSBランタンが販売終了とな!

 

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そんなSBランタン、オイラが使用してたランタンでございます。これは渓流釣り用に買ってて入渓して夜明け前のコーヒータイムで使用してましたが、やはり時代はLEDなんでしょうかねぇ・・・。なんだかサミシイですね。こういう現実を目の当たりにしますとね、

 

天邪鬼な気質が頭をもたげ始めました。

 

なんだかこの子は使い続けてあげようかなーという気になってきました。なので、

 

脱・ガス缶ならずっ!

 

とか言いつつ、お試しサイクリングの際にこのランタンも積んで行ったのですが、

 

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やっぱりね・・・。マントル木端微塵でございました。自転車旅してる人でガスランタン使ってる人ってどうやってるんだろう?マントル一回使い捨て的な使い方なんでしょうか・・・。んーまさにこのブログサブタイトル通りの試行錯誤でしょうか。こんなんなっちゃうんだったらやっぱり脱ガス缶しようかなー。