うっかり

山のこと、釣りのこと、自転車のこと、鳥のこと、道具の試行錯誤

プチキャンツー

なんやねん、略してんじゃねーよ。と言われるかもしれませんね。いやいやキャンプツーリングとかって言っちゃうとちょっと大げさだしなーと思ったので略してさらに

 

プチ

 

とか付けてみました。そんな話はどうでもいいですか。そうですか。

ようやくですよ。皇帝陛下でキャンプを実現させることができました。本来であればね大洗キャンプ場を予定してたんだけどあれもこれもとキャンプ道具用意してたら10kgほどになってしまい、初めてのキャンプツーリングで10kg積んで200km越えはちょっと自信がなくなってしまいました。まずは半分の100kmほどで様子をみることにしました。ということもありプチなんですね。またプチの話ですか。いい加減に早く本題入りなさいよという声が聞こえてきそうですが、そうですね、そろそろ本題入りましょうかねぇ。

 

今回はつくばあたりにあるキャンプ場で最初のプランとしては筑波山周遊してキャンプ場に向かうといったことも頭をよぎりましたが、なんで大洗をやめたのかわかってんのか?バカなの?と脳ミソに言われたのですぐに頭から掻き消しました。なのでのんびり川沿い走って直にキャンプ場に向かいます。

 

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2時間程走りましたかね、時間にして8時頃でしょうか。郊外のベットタウンの中に森のような公園があったので小休止です。こういう公園が近くにあるといいなぁ。ここにテントを張る欲望をぐっとこらえて目的地へ向かいます。

 

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ここからは川沿いを遡ってみることにしました。日が照り、風もなく、ヒバリがさえずり、キジがケーンと鳴く。菜の花満開でモンシロチョウが飛び交い、

 

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まだ場所によっては少し桜も残ってて春ぅな空気感満載な中で汗ダクになって荷物満載の自転車を漕ぐブニブニ中年男。ほとんど運動をしなくなってたうっかりの体力は意外なほど落ち込んでおりました。そりゃそうですよね、普段食っちゃ寝に近い生活ですからね。

 

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そんなケーンと鳴くキジを撮ることが出来ました。すごく小さいけど。オイラのカメラだとこれが限界。キジは人が近づくと足早にヤブへ逃げちゃうのでなかなか撮れないんですよね。そんな逃げる様は遠くから見ると中トトロと小トトロが走っているようにも見えます。かわいいんですよね。

 

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川も中盤にさしかかり、春の陽気の中、釣人に変身です。ヤブだったとこがキレイに護岸されてて驚いたんだけど、ここのところのゲリラ豪雨でひどい目に合う前の予防なのでしょうか。釣人の時代には「ち、護岸しやがって」とかって思ってたんだけど、もういい加減おとななのでそんなことは言いません。そんな護岸にあぐらに座っての釣りとなります。

ココでの釣りは基本的にルアーは動かさない方がいいのかなと。しかも回遊性の高いお魚さんなのであぐらスタイルでイイんです。あちこち行く必要なんかありません。楽チンですね。そんなうっかりのポケビッツにアタリが!不覚にもビックリ合わせしちゃいました。ブレイクです。あーっせっかくのアタリだったのに。昨夜取り急ぎ適当に針結んでたのが仇となりました。とりあえず釣り時間は昼までの3時間とし、じっくりやることに。あーあちょいと釣りのつもりがこの一発で火が点いちまいました。ポケビッツに魂を入れてあげたいんですよね。そして時が経ち、張らず弛まずのラインがくしゃくしゃっとなったので静かに聞いてみるとどうやら食ったらしい。しっかりとお魚さんの重みを感じつつ

 

ンゴっ!

 

と合わせるとどうやら掛けることはできたようだ。しかしジャンプ一発、Hook Off・・・。あ~・・・。掛けたと思ってたのがそうじゃなかったようですね。そんなときにうっかりに近づく若者一人。隣で釣ってた5、6人のグループの一人がうっかりがファイト中にネットを持っていないことに気が付きうっかりの魚を掬ってくれようとしてたのでした。優しい釣り人ですね。バラしてしまったのでお礼とともに謝りました。

12時まではあと30分ってとこでしょうか、ラインの動きを見てみると食ってすぐ離すといったことを繰り返しているようです。なので即アワセに切り替えます。弛んだラインがピンっ!となった瞬間に今度はバシっと合わせると乗りました。しかしまぁこのお魚さんはホントよく引くお魚さんです。岩に針を擦りつけるような動作をしてなんとか外そうとします。うっかりのナマクラなタックルで心配になりましたがなんとかランディング成功です。

 

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そんなに大きい訳じゃないけどポケビッツに魂が入って嬉汁が出た瞬間でした。仕舞寸法24cmの竿でも十分に釣りが出来るということがわかりました。

 

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さ、一匹釣れたらもう満足です。目的地に向かいましょう。なんだか長居しちゃいましたね。

 

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え、目的地はココ?嘘です。ここで日本酒を買います。そうです買い出しです。実はうっかりの大好きな呑み鉄本線日本旅という番組で取材されてたとこなんですが、店に入って2合弱のお酒を買って店員さんに、

「あのぉ、ココに六角精児さん来ませんでしたか?」

「あら、この前いらしたお客さんにもそのようなこと聞かれましたが、来てませんね。」

あー・・・。やっちまったリサーチ不足・・・。すぐさま「失礼致しました」と謝りました。どうやら道のもっと先にある酒蔵さんでした。また今度行ってみることにしましょう。

 

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このあたりは関東平野を思い知るに相応しい土地ですね。広い。とにかく広い。

 

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途中、スーパーに寄って買い出ししてキャンプ場受付済ませて薪買ってテント張って焚火開始してほっと一息。片道50kmといえどまぁまぁの疲労感のなかテントを張るのは登山でテント場着いて張るのと似てますね。南風微風とのことでコンパスで確認して焚火台は北向きにセッティングしました。

 

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しかし登山キャンプとの違いはこの焚火と豊富な食材でしょうか。これがキャンプの醍醐味と言ってもいいんでしょうか、とりあえず、チリチリとソーセージを直火焼き。んーっんまい!昼間っから失礼いたします。

 

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つけあわせにパプリカも。このパプリカ切る為だけにモーラナイフ買いました。バカですね。ってもこれから始まるキャンプでは必要になってくるんでしょうね。スウェーデンの素敵なナイフです。このクオリティなのにお安いし。コレ、いわゆるスウェーデン鋼なんでしょかね?

 

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んで、ステーキ肉をチリチリと。

 

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それにしても焚火はイイですねぇ。しみじみ。今まで焚火ってしたことあったかな?くらいな感じなのでこの焚火の魅力にハマりそうな予感が致します。

 

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ビールもね、1リットルくらい飲んでまぁまぁお腹いっぱいなんだけど、せっかくなんで、フライパンでチリチリ。あさりでパエリア炊いてみました。コレ、カミサンたまに作ってくれてて簡単なんでキャンプにどうかなぁと思ったんだけどお腹いっぱいなのにうめぇうめぇと平らげてしまいました。

 

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さ、夜も更けてまいりました。今回のお酒は一人娘。灯りはぼんやり灯りゃいい。肴は炙ったイカでいい。八代亜紀風ソロキャンが実現した瞬間であります。あ、またやっちゃった、舟唄風ソロキャンでしたね。ちと火力が強かったからか極熱燗となってしまいましたがとても美味しかったですね。今回調理は全てB6君で出来ました。薪の使い方に工夫が必要ですが薪さえあればなんとかなることがわかりました。おさえに練炭持って来てたんだけど不要でしたね。余った薪をB6君ではありえない使い方で完焼し、テントにもぐって就寝。いやぁイイ時間でしたね。

 

夜中の1:30。目が覚めました。寒い冷たい。なになに?と起きてみるとそんなに寒くない。なんだなんだ?と思ったらKLYMITがパンクしてぺちゃんこになってました。一度空気を入れて音を確認したらバルブ付近から音がしておりました。ピンホールが見当たらないので補修も出来ずこれは帰ってから水に浸けて穴を見つけないとですね。やっぱりエアマットってこういうリスクがあるから登山では使ってなかったんですよね。

 

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3時間ぐっすりと寝たので(おそらくぺちゃんこになるのに3時間かかったってこと?)完全に目が覚めてしまったので丑三つ時のコーヒーをば。旨いっ!esbit最高!なぜかって?ガスストーブ音が一切しないからまわりに気を使わなくて済むんですよね。登山だと3時頃にゴホーーっと音させてる人が居てそれで起きちゃったりしてたんですよね。まぁ登山だから早立ちは当たり前のことなのでいいんですが一般的なキャンプ場だとそうじゃないですよね。きっと。まぁ今回は周りに隣接してるテントは無かったので気にしなくてもイイかなぁとも思ったんだけどシーンとしてますからね。そのあとまたお湯沸かしてカップヌードルトムヤンクンをすすらないで食べて静か~に撤収作業開始です。昼過ぎから雨模様なので雨が降る前に帰り着いてやるぞってなもんで4:30にキャンプ場を辞しました。

 

急いでるので特にいろんなとこ寄ることもせずに県道使って一目散に突っ走り8時には家に到着しました。

 

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帰りに一枚だけ。大河利根川。いやぁ~イイ旅でございましたな。