うっかり

山のこと、釣りのこと、自転車のこと、鳥のこと、道具の試行錯誤

キャンプしてみての感想

今回初めて自転車でキャンプをしてみましたが、まぁ終わってみれば大成功だったんじゃないでしょうかねぇ。とても楽しかったです。ゆるキャン△じゃないけど、ソロキャンというのは、

 

「寂しいのを楽しむ」

 

ということなんでしょうか。ひとり気ままに焼きたい時は焼く、呑みたい時は飲む、まどろみたい時はまどろむ。そして眠くなったら寝る。そんなこんなをひとりでやる。そんなとこでしょうか。登山テント泊では持って行くものも限られてますし、疲れ果ててとにかく何か食って寝るぞといったところがあるので寂しいと思う暇もないというか。というか、うっかりは全く寂しいと思ったことはないんですけどね。やっぱりこればっかりはタイプが分かれるとこなんでしょうかねぇ、一人で楽しむ志摩リンタイプ。グループで楽しむなでしこタイプ。うっかりはどっちかというと志摩リンタイプなんだけど、女性としてのタイプでいうとなでしこの方が好みかなぁ。などと、なんだか違う方向に向かいそうなのでここらで話を元に戻しましょう。

今回は間際でいろいろ準備したこともあって、これ要る?といったことも頭をよぎりつつ本番を迎えたわけなんだけど、これが意外とどんぴしゃでして、用意しといてよかったー!とホントそう思いましたね。

 

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まずは、コレ。なたとのこ。そんなん燃やしちゃえば一緒でしょと思われるかもしれませんがなにせ焚火台はB6君ですからね。キャンプ場で売ってる薪はまぁまぁの大きさがあり太さもあるのでこれをそのままB6君で燃やすのって無理あんじゃね?と思ったんですよね。で、急遽ama〇zonでナタで検索するとまぁまぁの値段するんすよ。で、このなたとのこがのこも付いてこの値段であればポチりますよ。で、届いてカミサンに怒られるわけですよ。こんなん買ってぇとね。そりゃそうですよね。しかしこれが思わぬ大活躍でして。まぁ最初はナタで細く縦割りにして二、三分割して、あとはノコでB6に入る大きさに切っておきます。これ全部はできないけど、肉焼く時用とかパエリヤやるよって時だけだと4個くらいあればいいかと。

 

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さ、焼くぞということで焼けた薪を押し込んだり引っ込めたりこぼれた火の着いた薪をひろったりするのにこのトングも常に手に持っていた気がします。それだけ必要だったってことですね。これも急遽思いついてポチッたものです。今思うとこれ無かったらアウトだったかもと思うくらいです。で、脇にあるのが火吹き棒。これも届いてカミサンに怒られたというか呆れられたモノですね。

 

ラジオのアンテナでいいんじゃね?

 

とまで言われました。ところがこれもネ、いい仕事するんですよ。フライパンで始めは強火というときには小枝投入で「ふぅーーー」と吹いてやればすぐに火が着き火力をアップさせることができる。ある意味火を操る喜びを与えてくれるといいましょうか。ちょっと大げさかもしれませんが、チョチョイとつまみをひねって火力調節とかじゃなくて、熾火の状態を見つつ頃合いをみて炎を作り出す。ん~・・・、これ書いててまた焚火やりたい汁がコメカミのあたりから出てきてしまいました。ホント、焚火の醍醐味といっても過言ではありませんね。うっかりは焚火ってただボーっと眺めて楽しむだけのものとばかり思ってましたが、そうじゃないのがよくわかりました。

 

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あとは、100均で買った肉焼き用の水切り網(?)ですが、これを横でヘアピンで留めて肉がこびり付いても剥がせるようにするとかって妄想してましたが、そんなまどろっこしいことはせずに「縦」に使えば手で掴めるし、火から食材を退避させて焦げないようにもできるということに気が付きました。まぁバランス崩さないように注意は怠ってはイケナイとこではありますが、2枚のステーキも一枚ずつ焼けるし、やっぱり実際やってみないとわからないこともありますね。網は縦で使う。学びました。

 

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そして、今回の焚火の主役でありますB6君です。小さい主役ですよ。この子が居なかったらこのキャンプの楽しさは半分いや、1/3くらいになっちゃうんじゃないかと思うくらい大活躍でございましたね。あっぱれでございます。この子に合った薪を用意してあげてそれでも余れば局所的に焼いてこの子のサイズに合わせた薪にしてあげる。そんなことを考えながら運用してみました。使ったあとのロストルなども変形するとかといった意見もみてましたがなんら問題ないかと。というか仮に変形したとしても加工修正できるレベルなんじゃないかと思いました。あと、最後余った薪を#組みにしてプチキャンプファイヤー状態にして盛大に燃やしてみましたが、なんら問題ありませんでした。これは朽ち果てるまで使い倒す焚火アイテムですね。うっかりのような素人が使ってみてもひじょーに良く出来てるなと思いました。

 

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で、オプションの熱燗セット。これも酒呑みにはサイコーなアイテムなんじゃないでしょうかね。チリチリとまったりと呑む時間。あー・・・、サイコーか?

 

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そして。そんなこんなをすべて僕の範囲内でやりなさいよ。といった焚火シート。DODタキビバビデブーです。焚火シートを選ぶときにはやはりサイズかと思います。とくに自転車に載せるんで小さくてコンパクトなのがいいなと思っておりました。しかし薪が爆ぜることもあるだろうし燃えカスや灰なども舞散ることもあるでしょう。そんなことを考えたらちと大きくてもイイんじゃね?となりこれも急遽(前々日)ポチりました。こうやって見ても周りは落ち葉だらけなのだけど火元からの距離を稼いでくれてるので安心感が違います。いやホントこの大きさにしてよかったですね。火の着いた薪が落ちてもすぐに燃えてしまうこともなく、注意深く拾ってさえいればなんら問題はありませんでした。でも見落としもありシリコンが溶けてグラス生地が露出してしまってるところもありましたが、これは想定内ですね。地面にインパクトを与えない、火事を起こさない為にはこれくらいはこの道具の使命かと思います。

 

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ん~・・・、キャンプといいつつ焚火の話ばっかりになってしまいましたが、やはりキャンプと言えば焚火。焚火はキャンプの主役だということがわかりました。次の行程に移る際のこういうまったりと炎を眺める時間もまたいいですね。

 

完全に焚火ファンになってしまったうっかりでございました。