なんだか大それたタイトルになっちまいましたが、先日管理釣り場で渓流ベイトタックルでのキャスト練習をしたというのはココにも簡単に書きましたが、現場で疑問に思った点、気が付いた点などを今後の為にはちょっと別枠で書いておこうと思いました。
先日の投稿では問題なくキャスト出来たという結果ではあったんだけど、実は現場ではクエスチョンのままナンデだ？ナンデだ？と思いながらのキャストだったんですよね。
というのも、今までは キャスコンガタガタ調整でマグネットブレーキ８でフルキャストでバックラしないレベル。今回は キャスコンキッチリ0ポジ調整でマグネットブレーキ５でフルキャストしてバックラせず、もっと伸びるんじゃないかとマグ側を徐々に緩めて行き０でもバックラしないレベルだがラインが膨らんでたまにバックラなので２に戻すとラインの膨らみもなくなりバックラしないでフルキャスト可能となりました。
以前のセッティングだとバックラ必至だったブレーキの位置でバックラぜずにキャストできているということはどういうことなのかとずーっと思いながら練習しておりました。
まずはリールで変わった部分を整理しますと、
- ベアリングが変わった
- キャスコンが変わった
くらいでしょうか、ベアリングは軽くブンブン回るタイプに替えてあるので逆にブレーキ緩めるとバックラするような気が致します。2g台もなんなく飛ばしてくれていたのでココが劣っているということは考えにくい。で、キャスコンもガタガタから0ポジにしたんだけど逆にガタガタ調整の方が回らないような気が致します。（このあたりうっかりの予想の範囲を越えてないので検証は必要）ある意味１も２もスプール回転性能が上がるセッティングなんですね。ブレーキをさらに掛けなくてはならないのかなと思いながらキャストしたのに逆にブレーキを緩めても大丈夫？んー謎である。
で、帰宅してタックルを整備しようとしてスプールを眺めてますと、
あ、
ああ～！
これか？
そういえば今回はPEを30mしか巻いてないんだった。ん？それがどうしたの？とお思いでしょう。
巻量減る⇒スプール重量減る⇒マグが効きすぎる
ということなのではないでしょうか？確かに以前のセッティングの時にはフロロ12lbsを50m巻いていました。以前PE巻いたときもスプール一杯巻いてたので30mの倍以上と考えると60mは巻いてたのでした。スプール外周にこんだけの重みが乗ると慣性の法則で動こうとする力が強いので、よりブレーキをきつく掛けなくてはならないということになるんでしょうか。んーもしそうだとすると性能のいいベアリングの前にこのあたりを見直すだけでもとても効果が出るような気がしました。あ、だから肉抜きスプールが売られているんでしたね。（今さら？）
とはいえ、バックラの原因って回転に対して放出が遅くなった場合に発生するわけだから・・・、うぅ・・・オイラのスポンジ状になった脳みそじゃわけわかんなくなっちゃいました・・・。
放出速度が遅くなる原因としてはヘタレキャスト（フライ気味）とガイドの抵抗でしょうか。今回のキャストではボサ下やオバハンを想定しての練習なのでフライ気味というのはありませんで、となると今度は竿との相性ということになりますね。くっと瞬間的にラインを引っ張って初速が上がってしまう竿、その逆でじわっとラインを引っ張って回転とリンクした放出をしてくれる竿とか、ガイドセッティングによって抵抗が変わるということなのであればこの辺りもブレーキ調整に大きく影響するとこなんでしょうね。で、以前使ってた5'1''のテレスコビックの竿は硬くて初速が速くて放出とのバランスが悪くてブレーキ強めでないとダメだったと思われます。そして通常使ってるバスロッドだと1ft以上も長くてガイド数10なので抵抗ははるかに大きいと。今回の竿は短いし、6inの長さを生かしたスローな放出でガイド数は少ない８個です。もしかしてリールうんぬんというよりこっちの方が大きいのかな？なんとなくそんな気がしてきた。
んー、面白いな。まさか慣性の法則のことまで考えなくてはならないとは。こうやってトータルでセッティングして初めて快適な釣りができるんでしょうね。
というか最初っからいろんな事やり過ぎたから混乱しちゃったんだね・・・。反省。とはいえ何ら問題なくキャストできてたという事実はゆるぎないものなので、最初からバランスのいいセッティングが出てたということになるのでしょうか。ある意味ラッキーだったのかもしれません。
