まずはこのオイルとの出会いからお話せねばなりませんね。
その前になぜかこのプライヤーが登場しましたが、この子はカミサンが使ってたものですがほとんど使用してないので残してありますが、オイラはもう売ってしまいましたがこの色違いを使用しておりました。このプライヤー、シーバスとかシイラ用に買ったんだけど買った当初から開閉が固くて開くのに相当力を入れないと開きません。閉じるのは握るだけですからそんな不便を感じなかったんだけどフック交換とかでスプリットリングつまむのもとても力が要るのでCRCとか吹いて両手でキコキコとかやってみてはいたんだけど全く直らなかったので、コレ、メーカー直に送って直してもらおうと思いました。そう、石垣島に送りました。でひと月経ったくらいですかね、送り返されて、
うちでは無理です。これが精いっぱいです。
とは・・・、言われていなかったと思いますが、結局直らなかったんですよね。まぁ、こと釣り具メーカーというのは究極のところを狙ってるとこもあり、PEをスパコン!と切れる精度を求めるとどうしてもきつく締めなくてはならないってのはなんとなくわかります。が、普段使いでこうも使い勝手が悪いともう捨てちまおうかなとも思いましたがイイ値段したんすよね。なのでだましだまし使っておりまして、九頭竜川のサクラマス釣行の際でも使っておりました。まぁ結局このプライヤーの出番はなかったから良かった(?!)んだけど、その当時同行してた釣友が道具の油脂類はすべてIOS-Factoryのものを使用しており、宿も同室だったので釣行後のメンテナンスの様子を見ていた時にその釣友に聞いてみたんですよね、
このプライヤーどうにかならんかね?
と。そこで釣友が取り出したのがコチラになります。
IOS-01 PRO
この子を2、3滴プライヤーの重なってる部分に注してキコキコしていると・・・、な、なんと急にスカスカっとなったわけなんですね。あんなにCRC注しても、メーカーに出してもお手上げだったこのプライヤーが息を吹き返した瞬間でした。その時の驚きたるや。ホントやはり何はともあれ釣友ってのは大事ですね。いろんなことを教えてくれます。その釣友は九頭竜でもサクラマスを攻略し、果てにはイチローさんのように大間に行ってマグロも制覇してしましました。やはり釣りへの姿勢がテキトーなオイラとは段違いで細かい準備も怠らず完全完璧でございました。
「こうやってまめにフック交換するのもまめにライン交換するのも、ばらしたときに後悔したくないんすよね」
その当時の釣友が言った言葉ですが今でも忘れられないですね。あの時ちゃんとフックポイント確認しておけば、あの時ちゃんとラインチェックしてればって思いたくないから準備しておくんです。と。いやぁ目から鱗でしたね。まぁどうでもイイ釣りってのはないんだけど、やっぱりココぞって時、そうですね、めったに釣れない釣りや遠征しその場所でしか釣れない魚とかココってとこではさすがにズボラなオイラも気を付けるようになりました。ホント感謝です。やっぱりホントに釣り上手な人たちってのはめんどくさがらず見えないとこで細かいとこに気を使ってるんですよね。
あ、話がちょいちょい逸れておりますが、スッカスカになったプライヤーを目の当たりにしてからは100%そのオイルを信頼するようになり、今ではベアリングに注すオイルとして使用して、そのほかの製品、さすがにドラググリスには手を出してないですがたとえばラインガイドコート剤なども使っていますね。
ということでこのオイルさえあれば回るもんも回るし固着モンも緩めてくれる気がしております。なので何も釣具だけじゃなくて例えば自転車とかでよく聞くのがシートピラーが抜けないなんて話よく聞きますが、このオイル垂らしたらイケそうな気がしております。他には02とかあってこれは01の高粘度版でしたかね。ベアリングにもいいけど駆動部用だったような、そして低粘度版が007だったような。もうこのクラスになると相当ブン回るようになるんじゃないでしょうかね。
ふぅ~・・・またこんなことで長いこと語ってしまいました。どうもすみません。