片道1時間半くらい。会えるまで通います。そうですねヒレンジャクです。今回はちょいと早出して夜明けとともに探鳥開始でございます。
春近しといえどまだまだキンキンに冷えております。0度くらいでしょうか。駐車場に車を停めてドアを開くとワーッとエナガの群れがお出迎えでございます。もの凄い数です。でも準備してる間にあっという間に居なくなっちまいます。相変わらずせっかちですなぁ。
前回と同様の回り方で鳥を探します。ゴルフ場隣接のフェンスでウグイスの地鳴きが聞こえます。近寄って観察。こちらも相変わらずせわしない。こんな時は、やみくもキャストぉ!あ、じゃなくて、やみくもシャッター!バシバシと押しまくりますがご覧のとおり・・・、
ネズミみたいなのが写っておりました・・・。フェンスに引っ張られて奥に焦点が合わん。こういう時にファインダーが欲しくなりますね。でも欲しがりさんになるのはやめておきましょう。キリがない。いつか撮れるチャンスが訪れることでしょう。
で、肝心のヒレンジャク様はまだ到着されていない様子。がっくりと肩を落とすもまだまだ諦めませんよ。まだ二回目ですからね。仕方がないのでルリビタキ様ポイントへ舟を走らせます。
ポイントへ着いてしばらく立ったまま待っているとひょっこり現れました。今回は一人だったのでじっくりと狙ってようやくノントリミングサイズ頂きました!バスで言うと40UP獲ったかのような充足感。嬉汁がぴゅっと出てきてしまいました。
撮り鳥の方々が口を揃えて仰るのがココのはどうやら餌付けされてるらしいとのこと。そんなことを聴いてしまうと道理でうっかりごときが簡単に撮れてしまうわけですね。なんだか管釣りでバス釣ったかのような充足感に格下げになっちまいました。とあるバーダー曰くカワセミでもこういったことが行われているらしく、メダカとか仕込んでるとか。で撮ってるとエサ代請求してくるツワモノも居るとか・・・。呆れてなんも言えね。こういうのって自然なままの姿をウォッチするから楽しいのに。でもあれかそれは人によっての価値観の違いであって、オイラを含めだけど管釣りで釣りをするのが楽しいと思う人もいますからね。ん~、それと一緒にしちゃいけないのかな?オイラは管釣りは楽しいと思うけど餌付けして写真を撮ろうとは思わないかもしれませんね。
ココのルリビタキ様は踵を返すとうっかりが向いている方向に飛んできます。最初は撮ってくれと言わんばかりだなとも思ったんだけど事情を聴くとこの子はエサがもらえると思ってるんだね。撮り鳥を悦ばすために仕込まれてしまったルリビタキ様。なんだかかわいそうになってきました。
なんだかちょいと虚しくなってきたので他の鳥を探しましょう。そんな時にこの子が慰めてくれます。ヒヨドリ様。ふっくらと膨らんでこの時期はどの鳥もこんな感じなのでとても可愛らしいですね。
そしてアオジ君も。カメラ操作にじたばたするうっかりを慮ってくれたのかなんとか撮ることができました。
この子も前回うっかりが褒めたもんだからまた姿を見せてくれましたモズのメス。今回お会いしたバーダーの方でどの鳥もメスの方が好きなんですよと仰る方がいらしてあながちうっかりもその口かもしれんなと思いました。オスは派手でキレイなことは確かなんだけど小鳥らしさが出るのってメスの方なのかなとか思っちゃいます。
で、カワラヒワ君が久々登場。まぁこの子もせわしない。一瞬で居なくなります。よく撮れたな。ピンがボケだけど・・・。
で、最後はエナガ君の群れに遭遇です。うっかりの中ではこの子が一番撮りづらい部類でしょうか。ホントはもう少し近づきたいんだけどこれが精いっぱいですね。トリミングしてこんなもんですから。まぁうっかりは撮り鳥ではなくてどちらかというと見る鳥なので双眼鏡でじっくりと動きを観察します。枝をくまなく這いずり回りますので時には逆さまになったりまぁなんとも慌ただしい限りでございます。
竹林トンネルくぐって帰りましょう。そんなに種類は見なかったんだけどこの3時間という時間は今のうっかりには必要な時間となってしまいました。一方のヒレンジャク様の動向ですけど、まだ北の方での目撃もなくもう少し先だろうという方や、もう戦場ヶ原に来てるよという方もいらっしゃったり、最初は2、3羽といった少数精鋭斥候部隊が来るという方もいらっしゃり、まぁ少なくとももう少し時期をずらすしかないのかなと。なので来月また来てみましょう。
あ、そういえばうっかりはダウンジャケットは真っ黒で、登山で着てるシェル系は鮮やか系しか手持ちがなく、これだと近づけないなということで、今回新たにバードウォッチング木化け用にオリーブ色のキャンパージャケットを買ってみたんだけど、キャンパージャケットだけにポケットがスーパーカイデーなのでカメラすっぽり納まっちゃっております。ジャケットもそうだけどコンパクトカメラ並みで350mm+テレコン2.0の望遠がポケットに入った事実に嬉汁がじんわりと。
◇今回確認できた野鳥