久しぶりのサイクリングでございます。今回の目的地は丸石エンペラーツーリングマスターの聖地であります小湊鐵道上総中野駅であります。行程的に90km弱くらいでしょうか、途中からは千葉房総の山々を越えるんだけど、酒と煙草にまみれたこの体で行けるのか?というのもあり、不安感満載のまま皇帝陛下をひたすら走らせます。
■2022年3月21日(月)
朝5時ちょうどに家を出まして千葉市街地を抜けるまではただただ住宅地をくねくねと。それにしても寒い。ウインドジャケット着て来ればよかったと激しく後悔です。1時間ほど走って朝飯です。まぁ朝飯はだいたいコレです。
まつでもすきでもないよしです。並とみそ汁。寒いのでみそ汁が染みるぅ。
ルートはRideWithGPSでサイクリングモードで引いてるのでここ通れるの?といったところを通らされます。ま、それがちと楽しみではあるんだけど。
中学校の校庭に咲いてたモクレン。うっかりはこの白い花が好きですねぇ。今が旬ですね。
住宅地を抜けると湾岸線が現れます。しばらくはこの道を行きますが、
途中自転車が通れなくなったりでまぁまぁ大変。歩道橋登らされたり、遠回りさせられたり・・・。ココ日本は車社会というのを痛感しますね。
そして、ココ。老舗的プロショップFUJIOKAです。じつはうっかりココ来るの初めてなんですよね。その昔Tacklebox誌かBasser誌に広告がよく載ってましたね。藤岡パドル(今もあるのかな?)でも買って帰ろうと思いましたがまだまだ営業時間には程遠くて残念ですが記念撮影だけしてきました。
市原あたりからようやく落ち着いて走ることが出来るようになります。コレコレ。この雰囲気ですよね。ここまでで4時間ほどかかってしまいました。
そしてここからが本日の核心部でしょうか。いよいよ山間部に入るんだけど、道の名前はうぐいすライン。うぐいすのようにかわいらしいと思いきや・・・。とにかくアップダウンが激しくて徐々にうっかりの体力を奪っていきます。そんなうぐいすラインの途中に野池を見つけててここで釣りをしようと思っておりましたが、
がびーーーん。誰も居ないので出来ないことはないのですが、イイ大人がやることじゃないのでやめておきました。ここでやっちゃうのは子供ですね。
一山越えたあたりで小休止です。セブンがあったのでコーヒーで一服です。
さて、まだまだ山間部は続きます。今日はこれまではずーっとこんな感じの天気で肌寒い感じ。っても午後から晴れるようですね!小高い山を登ったり、田園地帯をのんびりと流したり。まぁ気持ちが良い良い!
しかしながらこうも延々と続きますとだいぶ足がパンパンになってきました。峠の茶屋的廃墟にベンチがあったのでお借りして小休止です。つらいつらい。今回は帰りは輪行なのでサドルに括りつけて来てました。
この辺りは水を確保するのに苦労の後が見てとれますね。手掘りっぽいトンネルで通したり、しかも、山を下ってるのに水の流れは逆向きなんですよね。普通は道と同じで下りだったら前に流れて行くのにあたかも水が遡っているような錯覚に陥ってしまいます。不思議ですね。
容赦なく上らされるうっかり・・・。もうそろそろ限界点が近いように思います。もうこの辺りになると上りになると押すようになります。そうですね、無理しないで押して行きましょう。
要所要所で切通が見られるようになってきました。
おそらくこのあたりが最高地点でしょうか。
金比羅神社という祠があったのでお参りして景色を堪能します。千葉房総のなだらかな山様が見れました。もうこのあたりになると完全に電池切れで上り坂は漕げなくなってしまいました。あ、これが足終わったってやつなんですね。なので降りて押して歩きます。登山の時はどんなに疲れてても足が痛くなっても一歩一歩進むことはできますが、自転車は漕げなくなってしまうんですね。普段平べったいとこばっかり走ってるからこんな経験は初めてかもしれません。ツーリングで峠越えたりしてる人ってのはホントツワモノなんですね。感心いたします。
ここからは待ちに待った下りです。イナズマのように降りて行きます。
ようやく晴れ渡り、菜の花も陽の光を浴びて輝き始めました。
チバニアンです。ウソです。
だだんと降りきって上総中野駅に到着しました。8時間半のサイクリングが終わりました。
蕎麦屋さんに直行してかつ丼セットたのんで、あ、そういえばコレから自転車に乗ることはないと気づくやビールを追加。
ぷはっ!と。旨っ!
憧れていた上総中野駅真正面にて。来れて嬉しいデス。
そして、本日のオチ。
これがやりたかったんデス。どうもすみません。電車待ちもできたんですが、それやっちゃうと怒られそうだし、それから自転車バラさないといけないので終電(14:50早!)逃すことになり帰れなくなってしまうのでやめておきました。
疲労困憊の身に皇帝陛下の重量は堪えます。でもこの子とこうやって旅をしていく度に愛着が積み重なっていくんでしょうな。
おしまい。