こういうこまけーことを考えるのがおそらく大好きなんだと思います。それが合ってようが間違ってようが。シャロースプールを装着して挑んだ渓流ベイトフィネスですが、ノーマルよりも飛ばなくなったことの原因をうっかりのスポンジ脳ミソで模索してみました。
1.土砂降りの雨だった
まず最初に挙げてみましたが、確かに土砂降りでしたが、野呂川でも土砂降りだったんですよねぇ・・・。軽いルアーだと多少は影響あると思いますがpuellanoちゃんをブレーキ0にしてフルキャストしても出しきらないのは雨が原因とは考えにくい。ましてやロッドブランク、ガイド、ラインにはコーティングを施しており雨の影響は最少と思われる。とはいえ雨粒の大きさもまぁまぁあったのでこれも原因の一つなのかなー。
2.中古スプールに問題があった
軸ズレや変形などによりアタリが出て回っていなかった。んーこれも考えにくいですね。装着して回してもノーマルと遜色ない、いや、むしろ多めに回っておりました。
3.レベルワインダーとの角度が鋭角になった
実際、現場で使ってて「え?こんなに?」ととても違和感があったことを覚えております。図で表しますと、
わかりやすいように極端な線になっておりますが、左のシャロースプールは巻くスペースの幅が広がった分、レベルワインダーとの距離が離れてしまいます。家でライン摘まんで巻いたときに中央寄りになっておりましたが、実際釣りやるとこの幅全てを使って巻かれておりました。レベルワインダー入射角が鋭角になればなるほど「出」が悪くなることになります。軽い渓流ミノーだと如実に影響出そうですね。ダイワのTWSはココをボトルネックととらえて巻き取り時とキャスト時の穴の大きさを可変としているし、ABUの新型ZENONはスプールとレベルワインダーの距離を離して設計しこの問題を解決しています。
ちょ、ちょっと待てよ。
そんなにシビアなもんなのか?いやいやいや、考え過ぎですね。こうなってくると実際試さないと検証できないっすね。
整いました。家に帰って不貞腐れてノーマルに戻しておりましたが、再度浅溝を装着してこれで部屋の中で3gで試してみると、初速がノーマルより明らかに速く、低弾道で飛んで行きます。で、次に公園で3gを大遠投かましてみますと、
ライン全部出ました・・・。
んー・・・、ホントに土砂降りが影響してたとしか思えなくなりました。やはりこうなってくると土砂降りの雨の中では軽いルアーはベイトフィネス向きではないということなのでしょうか。まぁ竿との相性もあるんでしょうが。重いルアーにするとか、スピニングタックルにチェンジするとか。そんなとこなのでしょうか。昨シーズンまではスピニングタックルで釣りしておりましたが、スピニングでは雨だからといって飛ばなくなるといった現象はなかったと記憶しております。確かにスピニングと比較してルアーの速度は格段に落ちたと思われます。
これはスピニングで使用してたときのルアーのリアフックアイですが、こんな風にヘタレキャストの成せる業なんでしょう、スピニングの速さについていけず、サミングが遅れて岩に当たってつぶれてしまっておりますね。ところが、今季に入ってからはベイトフィネスをやっておりますが、ルアーがこうなることは一度もありませんでした。まぁまぁ岩に当ててるんですけどね。いかにフワっと投げているか、サミングが間に合っているかがわかりますね。で、ルアーの速度が遅いと雨に叩かれる比率は上がるということになるのでしょうか。
で、結論。
雨の日は飛ばなくなるを前提に重いルアーを使う。
拝啓スーパーシャロースプール様
飛ばないことをあなたのせいにしてごめんなさい。
これからはあなたの出番です。よろしくです。