うっかり

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渓流ベイトロッド考察

何年前でしょうかねぇ、おそらく10年くらい前になるかと思いますが、渓流ベイトを初めてやってその時のロッドが硬すぎてこりゃダメだと一旦は諦めていたのだけど、ここ最近はさまざまなベイトロッドが出ており、だいぶ多様化してきたように思います。去年ベイトオンリーでやってみてだいぶうっかりにとっての渓流ベイトロッドというのが見えてまいりました。

で、

うっかり的渓流ベイトロッドとはまず、バックパックに積んでのロッドはコレで確定でしょう。

 

ABU ZoomSafari ZMSC-464L

 

仕舞寸法41.4cm。これをケースに入れてバックパックに刺して運びます。次の候補地もそろそろ決めないといけないのだけど今年は休みが取れるか不安定なんですよね。行きたいところはやっぱり黒部源流でしょうかねぇ。ロッドは実際のところ長さはいいけどチョイ硬い。なので3g以下はちとツライ感じです。今はこれを無理くりメインロッドとして使用しておりますが、ここのところ軽量ルアー寄りのうっかりは、もう少し柔らかいブランクのロッドが欲しいところ。それとパックロッドなので普段使いで毎回4本継ぐのもなぁとか。普段使いは1ピースでいいんじゃね?とも思うんだけど無いんすよねぇ。

 

DAIWA PURELIST 56ULB-V

そして中流域ヘビシン遠投バシバシトゥイッチング用としてこの子でしょうか。この子もね、硬いんすよね。ダイワのULはLだとの噂も。なので4g以上が快適域。これを中流域でのヘビシン用に使います。この子はダイワの中でもエントリーモデル寄りですが十分使えるロッドだと思っております。

普段中流域から上流域で通しでやる場合に中流域はPURELISTでいいんだけど、上流域でメインで使用するショートロッドが欲しいところ。ポイントとしては、

①5ft以下であること。4ft6inあたりでしょうか。

②1ピースもしくは2ピースであること。上流域用って3ピース以上がほとんどなんですよねぇ。

③3g以下を曲げて投げられること。

といったところでしょうか。

そして素材を見てみますと、カーボンロッドってどれも似たり寄ったりでどれだけティップセクションを細く柔らかく作るかというところがポイントなのでしょうか。そんなロッドが出てきましたね。なのでとても使いやすそうです。そんな中、グラスという選択肢はどうだろうかと探ってみましたら最近のグラスロッドはカーボンロッドと比較して格段に性能が上がっているなぁと感じました。昔のもっちりしてボヤンとしてグニャグニャといったイメージでいると置いてきぼりにされそうです。もともとうっかりのロッドの選択基準って感度重視といったところがあったのでフルレングスボロンとかってのが大好きな部類なのでその昔バスではこの手のものを使っておりました。霞ヶ浦のど真ん中で釣りをしている最中に雷雲が立ち込めゴロゴロしだしました。キャストしている最中になんか手がチクチクするなぁとブランク触ったらバチ~ん!と火花が散りました・・・。真冬にドアノブ触った時のアレですね。カーボンロッドではそんな現象は起きませんで、ボロンに帯電してたんでしょう、その後、髪の毛が逆立ち、キャストしたラインが浮いて行きます・・・。これはヤバイ兆候ということで即撤収したんでした。あの時は怖かった。怖かったんだけどそんな時って無茶苦茶釣れるんですよね。良い子は真似しちゃダメですね。

あ、話が逸れてしまいましたが、そんなフルレングスボロンはコリコリと岩盤を感じながらフットボールを転がすのに使っており、あ、今乗り越えた、あ、今落ちた、あ、今食ったが手に取るようにわかるんですね。そんな感度、

 

渓流で必要?

 

となるわけです。今もスピニングではボロンロッドを所有しておりますが、ぶっちゃけボロンである必要性というのが今一つ見いだせてないってのが正直なところです。そんなコリコリしないし、ルアー見えてるし、魚食うとこも見えるし・・・。ということはですよ、こと渓流ミノーイングで必要なことって軽いルアーが投げられてブレなくルアーを動かせて魚が掛かりやすくて魚をバラさないで寄せられてということなのではと気が付きました。←いまさら?

話を戻すと、そこでグラスという素材に行きつくわけです。昔のグラスではなく、今のグラスですね。そう、昔と今の違いというのは「ブレなくルアーを動かせて」と「魚をバラさないで寄せられて」の部分なのかなと思うんですよね、このあたりに注力して開発されてるんじゃないかという気が致します。昔のはどうしてもだるんだるんと落ち着きませんのでルアーをコントロールするというよりはただ巻いてるだけのようでしたね。魚掛けてもパワーがありませんので寄せるのに一苦労。そうグラスに求めるのはこの復元力というところが鍵なのでしょう。

ふうっ・・・。

何を長々と語っているんでしょうか。ついつい熱を帯びてしまいます。そんなグラスロッドの候補を備忘録的に挙げておきましょう。

 

TAPER&SHAPE Japan trout V GJTVC-410ULLT

まずはやはりコレでしょうね。コレ、先日のイベントで実際に触ってみたのですが、グラスロッドの概念がガラガラと崩れ去りました。軽い、だるさがなくシャキっとしている、とはいえ曲がるのでキャストしやすい、魚掛けてもグラス特有の粘りで逃さない・・・。これ以上のロッドがあるでしょうか。とはいえ3g以下を快適にキャストできるかといったところが気になるとこですねぇ。

 

Fishman Beams blancsierra3.9UL LIMITED

これはグラスロッドというわけではないのですが、先端だけグラスなのかな?キャストしやすそうですがお魚さん掛けてからはどうなんでしょうかねぇ。動画見る限りだと普通のグラスブランクっぽいのでブレが気になりますね。檀木のグリップは素敵ですね。っても3ピースなんすよねぇ・・・。

 

Daiwa SILVER CREEK GLASS PROGRESSIVE 46ULB-G

これは100%グラスではなくコンポジットのようですね。グラスは70%くらいなのでグラスロッドと言ってもいいのかな。これも先ほど釣具屋さんに行って見てきました。軽くてシャキっとしててコレほんとにグラス?といった感触。このULだと3g以下でも行けそうな感じです。今のところの最有力候補ではないでしょうか。難を言えばグリップが短すぎやしないかい?ってとこ。でもコレは慣れなのかなとも思うし逆に実戦ではこの短さに理があるような気が致します。

 

MajorCraft FSG-B382UL

これも先ほど釣具屋さんでフリフリしてみました。46でしたが。もっちり感はあるもののこれが今現在のグラスなんですね。ほんとコレってグラスなの?ってなもんです。復元力もよく、ホント良く出来ていますねぇ。敢えての38を選択してみましたがこの38がどこにもなくて実際のところどんな感じなんでしょうかねぇ。

 

AbuGarcia Trout Field TFC-462UL

これはグラスロッドではないのですが、今月発売となるまだ売ってないモデルとなります。こと渓流ベイトロッドって後発になればなるほど今を意識して開発していると思うのでおそらくは思い通りのアクションだと思うのだけど、やはり実際に触ってみないとわかりませんよね。コレ、ダイワのより1/5の価格・・・。激安価格でございます。安かろう悪かろうなのかどうなのか。このあたりも実物見てですかね。

さてさて、このあたりに絞りこまれてきましたが、もう少しいろいろ探ってうっかりにとっての珠玉の一本を選ぼうと思います。