ムロクボ尾根を登ろうと思い立ちました。三頭山に登り、三頭山から見える富士山を堪能しようといったプラン。そう毎年恒例の富士見登山です。去年は山に行くことが出来なかったので自転車で江戸川自転車道からの富士見でしたね。今年は元日から行動開始デス。鼻息荒く行ってみましょう。
■2022年1月1日(土)
ナニゲに思いついて行動に出てみましたが、三頭橋のたもとの登山口からは高低差1,000mを登らないとイケマセン・・・。まぁ今回の行程での累積標高差でいうとさほどでもないんだけど、やっぱり一気に1,000mってなるとね。実はこれ、登って家に帰って来てから気が付きました。まぁ以前ココを降りたことはあったのでなんとなく馴染みもあったので油断しちゃいましたね。
そんな登山口はココ。ここからムロクボが牙を剥きます。そう、のっけから急登なんですよぉ。まぁゆっくり登りましょう。
ずんずんと登りますと日が昇ってきました。あ、初日の出ですね。手を合わせます。今年はイイ年になるといいですね!
ムロクボの核心部分。ツネの泣坂。おツネさんが泣いてしまうほどの坂なんでしょうか。それとも常に泣きが入るくらいの坂ということなんでしょうか。うっかりもおんおんと泣いてしまいました。つらいのなんのって、ザレてるし急だし。おそるべしムロクボ!ココを登りきると、
ヌカザス尾根に乗りました。ここから三頭山とは逆の方向に歩いてヌカザス山へ。まぁなんもないんですが・・・。
引き返して三頭山方面へ上ります。途中にはブナの巨木がいたるところに。やっぱりブナは広葉樹の王様ですね。
さ、本日のビクトリーロード。山頂にはわんさか人が居るんでしょうかねぇ。
ヌカザスに乗り上げてからは1時間ほどで三頭山に到着しました。あれ?誰も居ない・・・。奥多摩のメジャーな山なのに珍しいこともあるもんですね。そういえばこれまでの3時間の行程でも一人も会ってないですね。なんだか不思議です。三頭山をうっかりが貸し切りしたかのような状況。静かでホント癒されますね。で、ココまで登ってきた感想ですが、やはりムロクボとヌカザスを比較しますと明らかにムロクボの方が強かったです。最強ですねムロクボは。
で、正面には。今回の一番の目的の富士の山がどーん!と。急峻な尾根を登って来ているので途中で一切見えないんですよね。なので苦労して登ってきたのである意味ご褒美的な。プログレッシヴメタルを聴いててラスト1分で最初のフレーズに戻った時の爽快感的な。あ、誰もわからんてね。あ、そういえば本日は元日ですのでね。
皆様あけましておめでとうございます!今年も宜しくお願い致します!
やはりお正月には富士山なんでしょか。なんだかおめでたい気分になりますね。縁起物ですからね。まぁ三頭山からの富士山もステキなんですが、うっかりが好きなとこはまた別にありまして、鶴峠方面へ降りるとそれはあります。
途中にあった、これはなんて木でしたかねー。すぐ忘れてしまいます。迷彩柄の。股座みるとなんだかタイツ履いたフレディ・マーキュリーみたいですね。どこが?
で、神楽入ノ峰の手前にある小ピークからの富士山がうっかりのお気に入りです。なぜかというと脇に立っているツガの木がステキでね。実はココ、その昔三頭山からムロクボ尾根へ降りるときに間違ってこの鶴峠方面へ降りてしまい、偶然見つけたんですよね。その時は帰りのバスのこともあり、焦ってて足早に去ってしまったんだけど、今回はココでじっくりと富士山を鑑賞して、昼飯もここで食べることとしました。
手前の山々もシンとした空気間の中、佇んでおられます。ほんと小鳥の鳴き声以外は一切音がしない。うっかりがココを占拠してしまったからかそんな小鳥も居なくなり、もうホントの静寂の世界。あー、コレコレ。コレがうっかりが目指している登山なんですよね。とても寒いんだけどその寒さがさらに空気を凛とさせているような感じなので全く気にならない。
寒いは寒いんですよ。-5℃以下のようですね。今回もこの子持ってきておりました。ここまでにまぁまぁの種類が確認できたので後で載せておきますね。もう完全に冬なので空気含んだ毛になった小鳥たちはまるまるっとしててそれはそれは可愛いかったですね。これはこれからも続けてみましょうかね。2種類ほど確認できなかった個体が居て、これはもう神田HobbysWorldに行って図鑑買ってこようかなと思っております。やっぱり現場で見てその場で図鑑で確認したくなりました。
で、本日の昼メシ。おにぎり一個とチョコレート。これをポットに入れてきて持ってきたコーヒーと頂きます。あったかいコーヒーが身に染みるぅ・・・旨い。
富士山を堪能した後は富士山を横目にみつつ尾根道をのんびりと降りていきます。この先にあるトラバースルートへの分岐点までが富士山ロード。イイ道です。
分岐へ到着しました。標識はなくてごろっと岩が置かれておりました。これで十分ですね。すぐ分岐だとわかりました。ここからはトラバースルートなのでキャップを外しました。
北斜面なのでガチガチに凍っててしかも落ち葉が被さっているのでひじょーに危険。つるっと滑れば奈落の底まで止まらないでしょうね。
落ち葉も場所によっては靴が埋まるくらい。下には氷が敷いてあります・・・。途中の奥まった沢筋では道が崩落しとるし・・・。かなり危険。慎重に進みます。
ヌカザスへ戻ってきました。ほっと一安心なんだけど、あーこれからあの急なとこ降りなきゃならんのかとちょいとブルーになります。
そんな気分もキラキラと光るツガの木に癒されます。頑張って気を付けて降りますか。
ムロクボのザレ場落ち葉地獄を慎重に降りてようやくゴールの橋が見えてきました。ムロクボは最後までうっかりを痛めつけました。
ふーっ・・・。降りた。やり切った。充足感で満たされます。この瞬間もイイですね。
奥多摩湖の脇にある駐車場に車を止めていたのでチョイと歩きます。
駐車場わきの自動販売機に千葉県民にとって珍しいものを見つけました。GEORGIAのORIGINAL缶。え?そんなん珍しくないけど?とお思いでしょう。千葉県にはこの缶でORIGINALは売ってないんですよ。そう、MAXCOFFEEになっちゃうんです。練乳入りの・・・。冷え切った体にORIGINAL缶コーヒーが染みるぅぅ。
ふうーーーっ。2022年富士見登山大成功なんじゃないでしょうか。こりゃ今年は春から縁起がイイやぁ!
◇今回確認できた野鳥