うっかり

山のこと、釣りのこと、自転車のこと、鳥のこと、道具の試行錯誤

両崖山に登ってきました

ドロドロ血の診断を受けてですね、脂質代謝をどうにかせななと運動というものを活発に活動しないとイケナイんじゃないかと、こう、思うわけであります。コレステロールを減らす。減らすというか血を薄めるというか。はぁ?何を言っているかさっぱりわかりませんね。どうもすみません。そんなコレステロールを減らすにはサプリとかも考えたんだけどそんな最中にあのニュース。やっぱりそんなもんに頼らずにですね、食事を見直して体を動かして釣りしてイイ感じのヤマメさんとかを釣っていればいいのでしょうかねぇ。はぁ?あ、そうじゃなくてですね月二くらいのペースで山に登れればなぁと思っております。ということで今回はブラ〇タモリでもやってた両崖山という山に登ってきましたよ。

 

ただ登って降りてじゃつまらないので湯殿山からぐるっと逆U字型に山々を歩いてみました。

 

■2024年3月31日(日)

 

7時頃に現地に着きまして駐車場から登山口までは30分ほどのんびり歩いて行きます。ココ足利市は初見参かもですね。これから歩く山々が見えてまいりました。

 

まずはココ。湯殿山からスタートです。標高50mくらいから155.6mですから100mくらい登って来たんだけど、もうこの時点でゼハゼハでございます。まぁこれはいつものことなんだけど最初の1時間はとてもネガティヴな時間でございます。そう、うっかりの中にあるネガティヴなモノが体の外に出てくる時間帯なんですね。なのでココでは到底載せれないアノ言葉とかあんなこととかがこの山頂までに吐き出されてきました。やっぱりだいぶ溜まってたようですね。

 

そんな湯殿山は単発でございまして、一旦降りる感じになります。降りるとそこは北関東自動車道が横たわっておりました。その昔には繋がってたんでしょうねぇ。その断面が痛々しく感じます。この道路をくぐってその先にある野山を目指します。うあぁ、結構登らされるぅ。

 

さらに130m上げて野山に到着です。もうこの時点でアノ症状が出てまいりました。そう、立ちくらみ症状ですね。血の巡りが悪いので手のひらは真っ白で立ち上がるとクラクラっと。この症状も運動不足からの急な登山をすると出てきます。なん山か登ったら気がつくと出なくなっています。山頂には温度計と釣鐘が設置されておりました。かーん!と一発鐘鳴らしてみました。

 

いやぁ、のっけからネガティヴな感じでスタートしておりますが、息を整えましてですね、遠くに目をやればイイ景色じゃないですか。

 

近くに目をやりますとツツジが咲き始めておりました。ふぅ、これでやっと山を楽しむ余裕が出てまいりました。

 

ゴツゴツとした岩尾根となってまいりました。低山といえど油断は禁物でございますな。落ちたら即デッドでございます。

 

うほ~!高度感~。遠く右側には赤城の山々が鎮座されておられました。

 

「腰掛けて景色でも眺めなさいよっ」と言わんばかりにベンチがあったので、

 

眺めてみました。素晴らしいですっ!

 

ここのピークは遊山と。これ国土地理院にもYAMAPにもコンパスにも載ってないのでおそらく勝手に名前付けたんすかね?しかもなぜか反転文字。

 

なるほど!後ろを振り返るとぬぁんとカーブミラーが設置されており、自撮りで景色と札が撮れるといったギミック。これにはやられました。名前にたがわぬ遊び心。もっとそれっぽいポーズとれば良かったかな。ステキな山に出会えました。

 

ピークを降りる途中でアオゲラさんに出会いました。最初はコゲラかと思って油断(?!)してましたがコゲラにしては大きいなとカメラ越しに見てたらグリーンだったので連射です。奇跡の一枚。いやぁ美しいのぉ。

 

コレは探鳥会のときに拾ったアオゲラの羽根。キレイだなぁ。

 

そしてこれから歩く山々が足利市街の方へ延びております。一望ですねぇ。真ん中あたりが両崖山と天狗山でしょうか。ん~・・・、歩けるのか?

 

とその前にこの子に登らないとイケマセン。今回の最高峰の大岩山417mでございます。

 

今回は岩場もあるかもということでヤルテクノ履いてきておりました。うっかりの中では洋足袋と呼んでおります。そんな洋足袋はやはり岩場に強いですね。軽いんだけど硬さもありメガグリップが岩に張りつきます。逆に言うと土だとツルっとなります。今回の山塊は土がほとんどなくてそのほとんどが岩かザレかといった感じでしたので正解でございました。

 

さ、いざ大岩山へ。ここにもベルが設置されており、ちーん!と一発鳴らしておきました。なんか、この山っていちいち小道具の仕込みたるや。

 

さ、ビクトリーロード!

 

到着です。足利アルプスの表札も。ここで小休止。靴脱いで靴下整えて靴紐も締め直します。さ、降りましょう。

 

この山塊は数年前に大規模な山火事があったとこでしたね。枯れちゃった木、コゲちゃった木が散見されました。痛々しいです。原因はタバコの火だったらしいんですが、落ち葉も半端ない量なのでチョイと一服ってやっちゃうと乾燥してる空気の中、からっ風吹いてたらそりゃ燃えちゃいますよね。

その時の状況を推測してみると、山屋って嫌煙家が多いので気を使った喫煙家がルートから外れたふっかふかの落ち葉の上で吸って引火した。といったところでしょうか。まぁ引火させた喫煙家を擁護するつもりは毛頭ないのですが、なんとなくこの推測だと、ん~・・・気持ちはわからんでもないな。というか双方の気持ちはわかります。一時期禁煙家だったころに山に登って隣でタバコ吸われたらちとイヤな気持ちになりましたから。まぁ、どちらにしても山を燃やす、人にイヤな思いをさせるということでは吸わない方がよかかも。

うっかりも吸う人なので山で吸う時にはとても気を使っておりますが、それでもうっかりやっちゃう場合もあるかもなのでコレを機に山では吸わないようにしようと思いました。なので今回もチョイと一服はやめておきました。

 

さ、話を山旅の方に戻しましょう。こうやってピーク踏んでる最中に振り返って歩いて来た山を眺めるのも縦走の魅力ですね。あそこに立ってココ見てたんだなぁと。

 

標識に面白いモノ発見。なんとも昭和のVHSテープの背表紙に貼ってあるかのようなタイトル?なんとも淫靡な標識でございます。あ、こんなとこ拾ってる場合じゃないですね、さ、次の目的地に急ぎましょ。

 

そうですね、カタクリが咲いとるという情報を聞きつけてのカタクリの里。というかカタクリの群生地ってなんで「里」なんすかね?筑波山もそうだったような。群生地ってだいたい北斜面なので「谷」とかのほうがらしい気がするんですが。どうでもいいですか。そうですか。

 

そんなカタクリさんたち。ひっそりとじめっと北斜面に咲いておりました。可憐で気品があってとても素敵な花ですねぇ。

 

大岩山もだいぶ遠くなってきました。両崖山に到着です。もうこの頃になると完全に足が終わってというか頭が終わってました。足は大丈夫なんだけど、頭の中の血流が鈍くなっているからか貧血酸欠気味な感じです。more!O2!といった感じです。はぁ?

 

さて、ココからエスケープ的に織姫神社方面へ下るか、予定通り天狗山経由で降りるかを随分と悩みました。まぁ本来であればね、無理せんで降りなさいよってなるかと思いましたが、まだ足は使える感じだったので天狗山に決定しました。

 

まぁ、本来であればそんな状態で上級者コースとかって・・・、

 

登るんかいっ!なんかこうやって撮ると低く感じますがまぁまぁ高さあります。鎖場では鎖が垂れ下がっているとこを登ると錯覚しがちなのは両神山で学習しましたね。なので登るルートを俯瞰して見てシュミレートしてから登り始めました。

 

やっぱり岩登りは楽しいですねぇ。両神山の八丁尾根コースにまた行きたくなってしまいました。

ukkarisangakubu2.hatenablog.jp

この時は遭難者が居たんですよねぇ。怖い山でございます。

 

天狗山にとうちゃく。ここでしばし心拍数を減らします。膝もまぁまぁの炎症。だいぶガタが来ましたなぁ。というか急に来るもんなんですね?

 

6時間を過ぎると急激にパフォーマンスが落ちるといったうっかり的ジンクス。のこりあと30分足らずでございます。

 

あとはココを歩くだけ。なんだかわかりやすいですね。

 

とはいえ、これが地味にツライ時間帯でございました。カラータイマーが赤に変わり、タイムリミットの6時間を超え、足が動かなくなってきました。ウォーキングデッド状態、はたまた牛歩。そう、国会で議事妨害の為に行われるゆっくりゆっくり歩いて投票するといった無駄に時間を掛ける牛歩戦術。そんな牛歩状態になっておりました。

 

つる→須永→観音と牛歩を続け、

 

法案は可決されました。あ、いや、無事下山です。

 

黄砂をたっぷりと浴び、首筋なんかもうザラザラでして、こりゃひとっ風呂ってんで目星を付けてた温泉へ。内装、雰囲気、それはそれは昭和の殿方たちの悦楽施設的な佇まい。ザ!昭和っ!ってなとてもノスタルジックな温泉施設でございました。そしてオチ、

 

平成かよっ!

おあとがよろしいようで。