うっかり

山のこと、釣りのこと、自転車のこと、鳥のこと、道具の試行錯誤

野呂川~アプローチ編

うっかりの夏休みが到来し、この中でもやはり平日が良かろうということで8月は9日10日の一泊にて南アルプス野呂川トレッキング&フィッシングに行ってまいりました。8日だと日曜日のプレッシャーが残ってるかなとか、10日だと翌日が祝日なので絡めて休みとる人多いだろうなとか、いかにベストなタイミングで渓に入るかを考えてのことでした。当初は帰りは野呂川越へ上って仙塩尾根を歩いて仙丈ヶ岳まで登るということ考えてたんだけど、まぁそんな体力が今のうっかりにはあるはずもなく、このプランは一瞬で消え去りました。なので帰りも林道で帰ります。さてさて、イワナ君には会えたんでしょうか。

 

■2022月8月9日
前の日は睡眠時間を確保すべく、16時に夕飯、18時には就寝。しかし得てしてこういう時って早く起きちゃいますよね。起きたのは21時。まぁ3時間も寝れば翌日の活動に支障は出ないかなと思いつつ23時に家を出まして仙流荘に到着したのは3時。バスまでは3時間ありますので小一時間車で寝ました。これが良かったのかな?起きたらスッキリです。

4時過ぎにはみなさんバタバタとしだします。駐車場も平日だというのにほぼ満杯。まぁハイシーズンの南アルプスといえばこんなもんなんでしょうね。このほとんどが登山者だから皆さん仙丈ヶ岳か、甲斐駒ヶ岳なんでしょうか。

 

チケットを待つ列と乗車を待つザックの列、うっかりもこの慣わしに従ってザックを並べます。結局ね、ロッドケースに入れて来ました。黄色いabu、かわいっ!

 

5時すぎになりチケットの販売が開始されうっかりも無事にゲット出来ました。電子決済もできるようですよ。うっかりはsuicaで払いました。で、半ば強制的にデフォルトで往復券を買わされます。まぁ、当たり前ですよね、林道は人の通行も禁止されてますからね。あとは6:05のバスに乗れるのかが不安でしたが、

 

平日でも4、5台体制でございました。なので乗れるんですね。安心しました。これで本日の目的地である両俣小屋まで行けることが確定しました。ホッとしました。

 

6時前ですが出発です。北沢峠を目指します。標高差にして1,200mくらいでしょうか、崖に作られたような林道をグイグイ上ります。途中運転手さんが見所を説明しながらの行程でした。「左手見てください谷までの標高差は400mあります」ほぼガードレール無いに等しいのにこの高さたるや・・・。こうなると運転手さんも命がけの仕事ですね。恐れ入ります。

 

標高2,032mの北沢峠には予定より15分早く6:45に到着。空気が澄んでてシラビソでしょうかねぇハーブ的なイイ香りがしております。気持ちが良いっ!

 

まずは野呂川出合まで林道を北沢沿いに下ります。あんなに居た登山客はひとっこひとりおりません。

 

途中の沢に魅了される釣り人。野呂川あるある。

 

サイトでよく見る看板。漁協自体がこういう姿勢ってほっとしますね。まぁ、その昔ニッコウイワナ入れちゃったのも漁協なんだと思いますが。

 

野呂川出合に到着しました。ここまで50分くらいですかね、帰りはココを登らないと行けないと思うと少し不安です。(だいじょぶなのか?)そして広河原方面は通行止めとなっておりまして、バスも人も通れないようです。実は不謹慎な話ですがコレによってココへ来る人がさらに減るだろうといった読みもありました。どうもすみませんっ!釣りはタイミングなんですよね。

 

さてとここからが本番ですね。野呂川沿いの林道を遡っていきます。いきなり崩れてるし・・・。

 

眼下に野呂川のお姿が・・・。ようやく来たんですね、長年の夢でしたからね。うるうる。

しばらく行くとデカザック背負った方と出会います。(ココではKさんとしましょうか。)多分「あ~、人が居た・・・。」と思われたことでしょう。正直うっかりもそう思いました。休憩されていたので声をかけると両俣小屋へ向ってて釣りとのこと。で、ミノーイングとのこと。もうこうなったら道中一緒になっちゃいますよね。釣りの話ししながら二人で歩くことになりました。

 

小仙丈沢は林道の上を流れてるので渡らないといけません。靴脱いでを覚悟してましたが岩が置いてあるので靴は濡らさずに済みました。ありがとぅ!

 

所々林道が崩れております。昔はこんなじゃなかったのにとのこと。それにしてもデンジャラス!これ左は崖ですからね。

 

野呂川出合は標高にして1,793mで両俣小屋は2,013mなので徐々に標高を上げてきましたが、せっかく上げた標高を下げることになる下り坂・・・。まぁまぁへこみますね。

 

大仙丈沢へ到着いたしまた。竿を出したい欲求が・・・。しかし我慢です。

 

先ほどの場所を撮ってみましたが、こうやってみるとコンクリートの下がえぐれてて如何に危ないとこ歩いてるかわかりますね。人間とはちっぽけなもんですね。

 

だいぶ野呂川が近くに見えるようになりました。途中フライメンフライウーメンに会いましたがこんなとこを降りて釣ってたようです。おそるべし釣欲・・・。聞くと釣れたようです。

 

これも有名な看板。妙に細かい時間設定。笑っちゃいますね。実際ここからストップウォッチで測りましたが、50分くらい掛かりました。空身だとこれくらいなのかな。(なんで50分くらいとアバウトなのかと言うと実は小屋に着いても測っていることを忘れてました・・・。48分までは見てたんですが・・・。うっかりもいいとこです。)

 

ようやく林道が終わり、川沿いを遡ります。ここまで来ると野呂川もこんなに小さな流れとなります。偏光越しでみるとイワナが泳いでるのが見えます。あー、とっととこのクソ重いザック降ろして釣りしたいのー。と、Kさんも思っていることでしょう。

 

そして本日のゴール。9:43両俣小屋に到着です。北沢峠から丁度3時間掛ったことになりますかね。思いのほか早かったですかね。一人だったらもっと掛かってたかもしれません。ありがとー!Kさん!

 

早速テント張りました。テント場は広くてゴージャスです。水場も近いしトイレもすぐそこ。こういうところ特有ないわゆる「便所の匂い」の類は皆無。とてもイイ環境です。「うちはバイオトイレ使ってっからよっ!」という小屋に限ってこの「便所の匂い」があるように思います。

 

さっ!溜まりに溜まった釣欲を爆発させに行きましょう。やっとかよっ!

 

小屋にはこのようなボードがあり、Kさんは左俣に行くと言っていて、うっかりは小屋下から小屋までをやる予定だったのでお互いの希望通りとなりました。バッティングしなくてよかった。右俣には前泊のフライメンが一人入っているようで。このシステムなんだかステキですね、釣りの攻略にも使えるし、万が一でも捜索に行けますね。

 

と、今回はココまで。うっかりはヤマトの諸君に会えるのかっ!Kさんの運命や如何にっ!次回乞うご期待っ!