うっかり

山のこと、釣りのこと、自転車のこと、鳥のこと、道具の試行錯誤

ノスタルジー釣具屋

またまた行ってしまいました。ノスタルジー釣具屋。カミサンがどうしてもホプキンス追加したいということらしいです。ついでにオイラも掘り出し物を見つけることにしました。こういうのってとても懐かしいというか、昨今の量販店では絶対に味わうことのできない感覚ですよね。そういえば昔はこういった個人経営の小さな小さな釣具屋さんっていっぱいありましたよね。あそこにはアレがある、ここにはコレがあるといったその店にしか置いてないものとかを探す喜びといいましょうか、そんな楽しみがあったように思います。今回見つけたこの店でそういったことを思い起こさせてくれました。あ、なんだかノスタル爺さんになってしまっておりますね、あまりこのノスタル爺さんって好きじゃないんだけど、今回ばかりは勘弁してください。

うっかりがバス釣りを始めたのはちょうど30年前になるのでしょうか。23歳ころだったからもうそうなりますかね。釣り自体は6歳のころからですからバス歴は短いですよね。うっかりが初めてバス釣りに行った湖は相模湖ですね。バス釣りの右も左もわからない中、手漕ぎボートに乗ってゲリヤマ4inグラブをチョンがけにしてスピニングタックルでびよーんと投げる。朝まづめにパシャパシャと跳ねるヘラブナを全てバスだと思い込み、跳ねると投げ、跳ねると投げを繰り返しておりました。当然そんなんじゃ釣れるわけないですよね。しかも時期は

真冬・・・。

まるっぱげで帰ったのでした。そして時期は忘れましたが、河口湖にもバスおるよねぇということで、さかなやから手漕ぎボートに乗って鵜の島を越えて対岸のワンドのウィードエリアにてビーバースラッガーのスプリットショットで24cmの初バスを釣ったのでした。

 

TEAMDAIWA T.D.BEAVER SLUGGER 

ノスタルジー釣具屋にもありました・・・。懐かしいパッケージ・・・。うっかりはこのパドル系ワームが大好きでして。

そしてバス釣りの舞台は西のクリアウォーターから東のマッディーフラットへと移り、印旛沼水系にアルミを持ってるパイセンに連れられて毎週のように通い、アシ、ガマ、矢板、ヒシモ、杭などをピッチングメインで撃っていく釣りでした。このころ使ってたのはテキサスリグ、ラバージグ、スピナーベイトがメインで、ヒシモにはジョンソンのシルバーミノーをテロテロと表層を引いてきて際でフリーフォールさせて40cm近いバスが食ってきました。その頃使ってたタックルは林圭一氏に憧れてたので当然フェンウィックの竿ですね。リールは田辺哲男氏に憧れてたのでABUのPROMAXでしたか。あー懐かし。月一くらいで80MPHのエレキ小僧さんがやって来てHYDRA-SPORTSの試乗会を開催しててその時に初めてバスボートという禁断の乗り物に乗ってしまうわけです。パイセンのアルミに乗せてもらってばかりだとイケナイなということで船舶4級を取得してエレキセットを購入です。このあたりからうっかりの人生が狂ってきたように思います。そんなエレキセットを積んであちこちのレンタルボート屋さんに通うようになり、恋瀬川で水深のあるアシを狙って流しているときに前方からバスボートが向かってきました。よーく見てみるとトーナメント中のその当時のトップトーナメンター柳栄次氏でした。「すみませーん、撃たせてもらっていいですかぁ」というのでどうぞどうぞと釣りを見ていると、目の前でスー玉かと思われるジグで2kg近いバスを抜き上げました。

 

スー玉 7g

ノスタルジー釣具屋にもありました・・・。ひっそりと鉤の棚に掛かっておりました。この存在すら忘れておりましたが、突然目の前に現れるとハッとしますね。やっぱりジグと言えばファインラバーの紫黒ですよね。

 

この組み合わせでノスタル釣りやってみたいですね。なんか釣れそう。

そして1995年。チャンピオンDC186+Mercury175の中古を購入し、霞ヶ浦を隅から隅まで釣りを堪能いたしました。その当時は今では考えられないほど簡単に釣れた時代でした。浚渫エリアでフットボール転がせば必ず釣れました。バス釣りというのはそんなモンだと思っておりました。1年半乗って売り、1年半後の1998年にはHAWK1900DC+MercuryPROMAX200の中古を購入し、井上の岩盤エリア(通称チャートリュース)に毎週のように通っておりました。バカの一つ覚えのように。そこが渋かったらデンジャーゾーン西の洲へ移動して山たてで簡単にブレークに入れるようにまでになりました。GPSがようやく船に積まれるようになってきた時代でしたが高価でとても手が出ませんでしたね。その当時の冬にやってた釣りが深いとこでのメタルジグの釣りですね。カミサンはこの釣りが大好きで垂直に落としてゴン!の釣り。その時使ってたのがコレですね。

 

HOPKINS SHORTY 1/4oz

ノスタルジー釣具屋にもありました・・・。あ、しつこいですね。そろそろこのくだりやめます。これ、金色に見えるじゃないですかぁ、開けてみると、

 

銀ですやん・・・。パッケージ年季入り過ぎっ!(笑)

そして売却。3年乗ったでしょうかね。このころからですかね、渓流ミノーイングに目覚めていったのは。それからはシーバス、シイラ、本流、渓流、エギング、メバル、アジングなどなど、バス以外の釣りをするようになりました。伊豆大島まで船で行くには船舶1級が必要だということで徹夜で勉強して1級を取得しました。結局行くことはありませんでしたが、10年過ぎたころ、八郎潟に2度ほど誘われてバスボートに乗って釣りをしました。2012年、これをきっかけに再度、2ストオイルの焼ける匂いに魅せられてCAJUN210+Mercury225中古を購入してしまいます。これに5年くらい乗ってたでしょうか。そんなに釣れない釣りにそんなにガソリン炊けないので月一くらいたまーに乗るくらいになりました。で、売却し今日に至ります。もう乗ることもないでしょう。費用対効果が・・・。

もう、釣りはやめよう。

としばらくは釣りをしない時間を過ごしましたが、うっかりの半生って釣りで埋め尽くされており、残りほんのちょっとしかないけどやっぱり釣りはやめられないのかもしれないと今は思っております。いずれは滋賀県へ移住して琵琶湖に船浮かべているかもしれませんね。←バカ。いろんな釣りをしましたがバス釣りはやっぱり楽しいですよ。

なんだかノスタルジー釣具屋の棚に並んでいる商品群を眺めているとその当時の記憶が鮮明に蘇りまして嫌なことも色々あったけど、楽しいことの方が多かったなとも思えてきました。

 

さてと、アシスト装備して、真冬はボトムバンピングしましょうかねぇ。