うっかり

山のこと、釣りのこと、自転車のこと、鳥のこと、道具の試行錯誤

梅雨のホームリバー

いやぁ、関東は梅雨入りですか。そうですか。シトシトジメジメウジウジカビカビの季節ですね。うっかりもまだ若いころですとね、鬱陶しいっ!となってたと思いますが、もうこの歳になりますとね、この季節もじっくりと楽しんでしまおうという感じになりますね。そんな梅雨は渓流釣りのベストシーズンなのでしょうか。そうですね、濁りが入らなくてそんなに険しくなくて長雨が続いて地盤がゆるくなってないような、そんな釣りになるような条件付きではありますが。で、渓魚も高活性となり、追いがもの凄いことになります。そう、岩陰に隠れててピュッ!と出てくるとかではなくて、既に流れの中に定位してて反転食いとか垂直食いを見せてくれます。

今回はそんな日でございました。

 

■2023年6月11日(日)

1時に目覚ましセットして1時に起きました。今回はしっかりキッチリと寝られましたね。気合い入れて早く寝たりするから早く起きちゃうんですね、今回は普通の時間に寝たのが良かったようです。学習能力はあるようです。4時半すぎに開始です。

 

まず下流域にて川の様子を見ると、だいぶ増水気味。こうなってくるとお魚さんは上を目指すように思うので下流域は見切りまして、今回はまだ入ったことのない支流に入ってみることにしました。キッチリと本流との合流地点に入って支流を遡っていきます。あらら、ものごっつイイ渓相だこと。とはいえ、この支流沿いには民家もあるし、川沿いに林道も走ってて入退渓がしやすいのであまり期待しないようにしないとね。

 

まずはコスパの王様、CRAZEE STREAM MINNOWを括ります。押しの強い流れでかつ雨によるスプール回転が鈍るということを考慮して5g台を選択です。実際に動かしてみますとギラギラとクレイジーに動いてくれます。コレ釣れるでしょ。

 

で、立て続けに3匹ものヤマメ様がアグレッシブに食ってくれました。反転食いと垂直食いからの食い上げ水面割りっ!さすが雨のおかげの高活性ですな!夏ヤマメらしい色になってきましたねぇ。美しか。ホレボレ。

 

税込み660円の底力をヒシヒシと感じました(?!)もう脱帽です。この子はリピート買い確定かもです。

 

で、お次はSA50RSです。まずは動きを確認しますと、おおおお~!コレコレ。この動きです。記憶通りでしたね。引くとプリプリタイトローリングからの入力入れてダート。このダートも動き過ぎないんですよね。使用感はリップレスを謳ってるだけあってシンキングペンシルを操作している感じになります。コレ、釣れるでしょ。

 

これが・・・、怒涛の釣れっぷりでございまして、まぁ高活性かつお魚さんが沢山上がって来ていたと言えばそれまでなんですが、このミノーのポテンシャルも信じてあげてもイイのではないでしょか。着水と同時にわっ!と5、6匹のヤマメ様が争うように反転食い・・・。こわっ。なんだかうっかり、怖くなりました。

 

民家があって、ガードレールの切れ間からすぐに入渓できるようなイージーな場所なのにこのお祭り騒ぎ的なこの感じは今まで経験したことないかもしれませんね。大抵こういったところって叩かれまくってますからね。ミノーより一回り大きいくらいの小ヤマメ様も釣れて、ん?この漁協は稚魚放流はしてないよな?ということはこの川で生まれて育ったものなのでしょうね。

 

川が生きている。

 

ん、なんかそう感じてしまいました。この川の上流、支流域は生きているように思います。あ、そういえば去年もそう感じたからこの川の年券買ったんでした。忘れてました。もうね、「ヒルが居るからイヤだ!」とか言わないようにします。ヒルも愛でることにします。

 

雲も厚くなり土砂降りになってきました。手の指も指紋シワシワです。こういう時は急に水位が下がったり濁ったりしたら要注意ですね。今日は完全にお魚さんが流れの中に居る印象です。そう、岩陰からじゃないんですよね、だからいつもやってる岩陰タイトに落とし込んでといった根気のいる作業は必要ありません。長い流れにびや~ん!と投げて巻いたりダートさせるだけです。

 

あれれぇ、こんなデカい堰堤あったのね。調査不足でした。関東の堰堤滝つぼって期待薄なんだけど今回ばかりは期待してもいいのかなぁと、

 

この子を投入です。BUX3.8g。堰堤=スプーン=3-3-7拍子。この方程式でゴン!です。一投目黒い影がチェイスしてきたのが見えたので再度同じコースをトレースしてみると明確にゴン!と来ました。しかも激しくジャンプ!こ、こ、これってデカいんじゃね?おそらくこの竿こんなに曲がったことないかもと背中のネットを肩が攣りそうになりながらもぎとってランディング。

 


あれれぇ・・・、なんか違う、違うよね?ぽっちゃりとしたニジマス君でした。道理で引くはずですよね。いやぁ楽しませてくれました。ありがとー!そういえばこの支流の上流に養殖場があってそこからの脱走組なのかな。ってもヒレピンだから成長したんでしょうかね。

この時点で時計を見るとまだ7:30。釣り始めて3時間。実に内容の濃い3時間。もう満足なので堰堤越えて行く気にもならず、ここで竿を納めることにしました。さ、風呂入って蕎麦食って帰りましょう。

 

本日の勇者たち。CRAZEEはフロントとリアで握手しちゃうのでフロントをもぎ取って使いました。それにしてもまぁ今回は蜘蛛の巣地獄でございました。ルアーにも絡みついておりますね。ラインにも蜘蛛の巣団子出来まくりです。なのでルアー切って団子を抜いたりしてまぁまぁ大変でございました。とはいえ、ぶち抜くしかないんですけどね。

 

さてと、本日は民家の脇に咲いていたドクダミの花でお別れです。次回は堰堤上からやってみましょう。そうしましょう。