うっかり

山のこと、釣りのこと、自転車のこと、鳥のこと、道具の試行錯誤

予科練平和記念館

自転車のイイ季節がやってまいりましたねぇ。暑くもなく寒くもなく程よい汗をかく。そんな3連休の中日の秋晴れの中、自転車漕いできました。今回は予科練平和記念館へ行ってまいりました。随分と前の話だけど鹿児島の知覧特攻平和会館には行ったことがあって、知覧から飛び立った特攻隊たちが学んだ阿見予科練は是非見ておかないとと思っていたんですよね。

 

■2024年10月13日(日)

3連休の初日に行こうと思っておりましたが、は!、土曜日は車が多いかもということで日曜日に回しました。6時半ころに出発です。

 

30分ほど漕いで国道を越えると環境がガラッと変わって田園地帯となります。ゴミゴミせかせかした世界から一気にゆったりのんびりの世界へ。RWGで引いた線をガーミン先生に飲み込ませて持参して来ました。こんなとこ通るの?ってな道もあったりしてこれはこれで楽しいんですよね。藪漕ぎか?ってなとこもあって大変な目に合うこともありますが。

 

まずは手賀沼を越えます。いやぁイイ天気になりそうですね。

 

今回は帰りは電車です。あ、目的地までは丁度50kmくらいでしょか。往復だと100㎞になってしまうので今のうっかりには無理だなということで輪行袋積んできました。

 

そして手賀沼のホソで釣りをしてた御仁に話しかけると、車の中からレアもののタックルが次から次へと出て来てしばしタックル談義になってしまいました。なんか楽しかったなぁ。そして大河利根川を越えると、

 

まだ稲刈りが済んでいない田んぼがありました。黄金色に輝いててキレイでしたねぇ。

 

竜ケ崎の街を過ぎると少しだけ標高が上がります。ちょっとした森林地帯をゼハゼハと漕いでいきます。とはいえツライかというとそんなでもなく、程よい汗をかくことが出来ました。

 

木陰でちょいと休憩です。なんかやっぱり自転車ってイイな。皇帝陛下は道を選ばないのでうっかりのようなガサツな人間にはうってつけなのかもです。

 

こんなとこにサバゲー屋さんがあり、広い駐車場がほぼ満杯・・・。え?サバゲってそんなに人気なの?いつぞやはやってみたいなと思ったこともあったんだけど、うっかりのような単独我儘行動の人には向いてないのかなと。やろうと言ってくれる仲間も居ないし。

 

んっ?と一瞬視界に入りました。

 

ええ?デカっ!

 

どどん!と牛久大仏さまがお姿を現しになりました。こんな近くで初めて見ましたね。

 

おっとっと。蕎麦の花がまだ咲いてる?あれ?この時期でしたっけ花は。もう蕎麦屋に新蕎麦出てる頃かと思ってました。

 

牛久を過ぎると、あとは霞ヶ浦まではずーっと下り。降りて来て予科練平和祈念館の文字が現れました。

 

で、あっけなくゴール!あれ?なんか思いのほか漕げたかな。のんびり走って3時間半くらいでしょうか。思いのほか近く感じてしまいました。

 

まずは展示されている回天を見ます。これは模型でございました。とはいえ回天という乗り物のようなミサイルのような爆弾のような・・・、そんな回天の大きさというのが実感として伝わってきました。

 

何かの小説で読んだ覚えがありますが、真っ暗闇でこのハッチから乗り込み真っ暗闇の中で操縦してたと書いてあったように思います。その当時その瞬間の実際の乗組員の気持ちは幾ばくか・・・。人間にミサイルを操縦させるといった発想ってもう、人間として終わってますよね。ちとウルルとしてしまいました。

 

一方の零式も模型でしかも緑色ではなかったのでリアル感はありませんでした。最初はぱっと見普通のセスナ機かと思いました。しかも女性バイク乗り集団が零式の真ん前にバイクを停めて撮影してて、すぅごく邪魔でした。テメエらのバイクなんかなんら興味も無いのに展示されてもなぁ・・・。あ、そんな話はどうでもいいですね。すみません。そういえば知覧にも零式は展示されていましたね。甑島沖の海底から引き揚げられた本物でやはり伝わって来るものが違いますね。

 

そして、記念館の中に入りまして、展示されているモノ、写真、手紙、再現ものなどを見て回りました。特攻に特化した知覧とは違ってコチラは入隊から訓練、心情、飛翔、交流、窮迫、特攻といった時系列的順序で展示されており、予科練生たちの入隊の喜びから厳しい訓練、予科練生から練習生となり実際に飛んだところや、その当時の時世、そして最後は

特攻・・・。

とても丁寧に見ておりました。2時間は見ていたでしょうか。予科練生のそのほとんどは戦死してしまったようで、最後は涙が溢れてきてしまいました。

今や年寄りと女子どもしか居なくなった。

という言葉が壁に書いてあり、その当時のそんな日本という国はどんな感じだったんだろうなぁ。

記念館を出たらちょうど12時。お腹もすいたしメシにしようということでひょっとしてこの時期新蕎麦が出てるやもということでGoogle先生に聞いてみると輪行するつもりだった駅とは反対方向でしたが、手打ちの言葉に釣られて行くことにしました。

 

ん~、旨いっ。旨いんです。残念ながら新蕎麦は11月からとのことでしたが十分旨い。うっかりは常盤の蕎麦は好きみたいだ。

食べ終わったあと、「最寄りの駅」で検索すると一駅手前の方が近いということで向かい、輪行バラシ開始。フォーク抜きはコンパクトになるからイイですね。

ということで、今回の旅は終わってしまいました。なんだか楽しかったなぁ。次はどこ行きましょうかねぇ。