うっかり

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バルトロ85を使ってみて

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今回の石尾根縦走はバルトロ85のシェイクダウンでした。前回のテント泊では40リットルの鉄球に対して今回はゴム毬でした。そんな感じです。(どんな感じよ。)

 

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今回は15kgほどでしたが、とにかく、このフレーム、パッドに全て助けられた感じです。肩と腰に分散どころの話ではありませんでした。肩から腰にかけて(まぁ要は背中ね。)全体的に面を使って背負っている感覚がしました。なので一ヶ所に負担が掛からない為、その一ヶ所が痛くなることがないのですね。すごいですねー。

基本的には腰7:肩3くらいの割合で歩き、下半身に負担かかってきたなと思えばウェストを緩めてショルダーを絞める、肩に荷が寄っているなと感じればショルダーを緩めてウェストを絞める、危険な箇所ではショルダー、ウェスト共に絞めて背中全体にザックを寄せるとブレが少なくなる。といったことを繰り返しながら歩いておりました。

今回は全行程で35kmほど歩きましたが肩が凝ることも痛くなることもなく、腰が痛くなることもなく、身体に全く問題は起きませんでした。

 

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私のはSサイズなんですが、それでもウェストハーネスは長いです。私の腰に合わせると大体これぐらいブラリんことなってしまいます。膝上くらいまで来てしまう為、邪魔なので切ってしまおうかと思ったのですが、

 

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ウェストポケットを、パカっと上に開けて、

 

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ウェストハーネスを挟み込むと余った分が後へ移動するので歩行の邪魔はしません。この辺りも考えられてますねぇ。

 

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細かいとこですが、まずはメインコンパートメントの開閉部ですが透明の輪っかを引けば閉じ、青い紐を引けば開くといった構造で、

 

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これは水筒ホルダーで青い紐を引けば絞まり、グレーを引けば緩みます。

 

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そしてポールを束ねるゴム紐もグレーを引けば絞まり、青い紐を引けば緩みます。

なにが言いたいかと申しますと、これら絞める緩める開く閉じるといった行為が疲れてボーっとした頭でも感覚的に出来てしまうんですね。見ながらやるわけではないので色は関係ないのですが手の触感なんでしょうかねぇ。とにかくなんのストレスも感じませんでした。なんでなんでしょうかねぇ、不思議でした。とくに頻繁に使うのがドリンクホルダーの開け閉めですが見なくてもできるようになっておりました。

 

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あと、内蔵されておりますサブザックですが、今回の三条小屋ではテント場と小屋が離れていた為、これを持ってって買ったビールを入れたり、風呂に行くのに着替えタオルなどを入れたりと何気に便利でした。滞在型のテント泊ではこれで山頂に行くのもいいかもしれませんね。

 

細かいことで、しかもこれはまだこなれてないということもありますが、

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このジップ、こうなってるとスムーズに開け閉めできるのですが、

 

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こうなってると力がまっすぐに働かない為、ギクシャクとしてしまいます。

 

以上が今回このバルトロ85を使用して思ったことです。やっぱり重いものを運ぶのに特化した仕様のザックはちゃんと出来てました。さすがですウェイン・グレゴリー様。