うっかり

山のこと、釣りのこと、自転車のこと、鳥のこと、道具の試行錯誤

サクラマスの準備(ルアー編)

来季、熊本の友人が福岡の釣友と共に秋田入りするとのこと。九州から秋田遠征ってまぁまぁ敷居高いっすよね。飛行機乗り継ぎだし。そんな手間暇をかけてまで釣りたいという釣欲には頭が下がる思いでございます。それだけサクラマスという魚は釣り人を魅了するものがあるのでしょう。そんな二人の釣行期間は5日間ということで、そのうち3日間はお付き合いしたいなということでオイラもぷらっと(?!)行って混ぜて頂くことにしました。現地で合流して各々で釣りして夜は呑みでしょうか。比内鶏つつきながら地酒をすすり、きりたんぽ鍋でシメといったところでしょうか。サクラマスよりこっちが楽しみかも(笑))

オイラの3日間のうちサクラマスは2日間で、最終日午前中は渓流域へ向かってイワナ君に遊んでもらおうといったプラン。そこで心配なのが「熊」ですねぇ。ここのところの秋田の出没率たるや。オイラが泊まろうとしてるところも出てますし、ましてや渓流域は白神山地への入り口・・・。これは気を引き締めないとイケマセンね。

とはいえ、この子が助けてくれるとは到底思えませんがオイラがやれることと言えば南部熊鈴とセットでちんちんジャラジャラと鳴らし続けるくらいしかないですね。

昨シーズンは、中禅寺湖レイクトラウトは準備はすれど、近いとどうしても「今度ね」ってなってしまってて、気がつけばシーズンオフとなっておりました。結局釣行することは叶いませんでしたが、今回は単独行ではなく旧友との釣行ということもあるし、宿等の予約系も伴いますので必ず行くことになるかと思いますので、準備は密に行っていこうと思っております。まずはルアーを固めて行きますか。あ、今回は長くなりそうですので斜め読みを推奨いたします。

 

さてと、ということで、2日間もまるっと杭のように川に立ち、投げて巻くといった単調作業を行わなければならない(イヤなの?)ので飽きのこないようにルアーもある程度バリエーション用意しておこうと思いました。(飽きないように?釣るためじゃないのね?)

 

TACKLEHOUSE BITSTREAM VANTAGE DMD93F 93mm 16g レンジ 200cm

ルバーブラックオレンジベリー

パールオリーブオレンジベリー

まずはやっぱりコレでしょうか。まぁサクラマス釣ったことないのでなんともですが、その昔九頭竜で使った時に強い流れでも引き重りもなく破綻することもなく、とても使いやすかったんですよね。今はVANTAGEとなってフルモデルチェンジしてました。

 

ビットストリームはこのスクエアぁなリップが特徴的ですね。

 

パールオリーブオレンジベリーはタックルハウス特有の色ですよね。この色好きなんですよねぇ。渓流ではバフェットのこの色でよく釣れました。おそらくサクラマスも元はヤマメなのでイケるはず(?!)

DMD93Fはフックレス仕様となっておりまして、(付けておいてくれてもいいのにね。)推奨フックはカルのST46#5かガマRBMH#5とのことで、

 

Gamakatsu TREBLE RB MH #5

いやぁ、まぁまぁヘヴィですなぁ。ヘヴィメタルはHMですがこれはMHなのでミディアムヘビーということらしいです。あ、そんなことはどうでもいいんでしたね。このMHは九頭竜川に行った時にも使っておりました。そうです、これくらいヘヴィじゃないとやっぱり心配ですよね。あ、さっきからヘヴィを連発しててすみません。やっぱりうっかりはメタラーのようです。

 

同じ番手のド定番とも言えるST46と比較してみました。やっぱり若干重いっすねぇ。大きさも同じ#5なんだけどガマの方が若干小さいような。ん~・・・、このあたり迷いますねぇ。強さでいうとガマのような気がするし大きさはカルの方がよさそうだし・・・。でもまぁコレで行きましょう。そうしましょう。あ、ちなみにこの秤は0.01g単位なのでルアーなどを測るためにポチりました。

ここで最近のサクラマス事情を動画で探りをいれておりましたら、ここのところ各漁協がサクラマスの幼魚を大量に放流するといった事業が盛んになった結果、海へ降りた個体数が絶対的に増え、それらがオホーツクやベーリングへ押し寄せ、ベイトが足らないので成長しきらないまま日本へ帰ってくると・・・。ここ最近は九頭竜でも黒部でもサイズがダウンし、40cm台が多くなってきていると・・・。なんだかサミシイですよねぇ。良かれと思ってやったことが裏目って。ここでうっかりが思ったのは人間が介入するとろくなことないってことかと。

そして、そんな中、ココのところの気候変動での海水温上昇により、川への遡上が遅れ、どうしても自分の川に帰れない個体は仕方なく手前の川に遡上しているとも。その川が米代川とのこと。これはどうやってわかったかというと、普通サクラマスという魚は大きい個体から遡上して初夏にかけて徐々に小さくなっていくというのはうっかりでも知っておりましたが、遡上期間の中盤くらいで再び大きい個体が遡上することが多くなってきたとのこと。これは例えば福井県九頭竜川出身の個体が、対馬暖流の海水温が高いがゆえに南下出来ず、東北沖で待機してたが、そうこうしてるうちに体が繁殖体制となってしまい、九頭竜川には間に合わなくなり、仕方なく秋田県米代川に遡上したのではないかといったことらしい。これはあくまで仮説の域を脱してはいないのだけど、遡上期の中盤で60cmクラスの大きい個体が上がり始めるというのはあながち間違った仮説ではないように思います。あとは、北海道の河川で工事があり、それを嫌ったアメマスはその隣の川に遡上するとのこと。これらを紐解くとですね、サケマス類って必ずしも母川に帰るということではないということになりますね。

ということはですよ。

今、米代川は北陸出身のサクラマス達も遡上するということになります。そうですね日本一遡上量が多く大きい個体が釣れる川ということになります。なんか鼻息荒くなってきたので変な期待をしない方がいいですね。そうですね。

そうとなれば油断できませんね。フックの話に戻りますと、なまくらな鉤だけは使わないようにしないとですね。後悔しないように準備だけは抜かりなくでしょうか。

 

早速装着してみました。太くて深い流れには一番にこの子を投入してみましょう。

 

TACKLEHOUSE BITSTREAM VANTAGE FMD83 83mm 10g レンジ90cm 

そしてミドルレンジでは同じくビットストリームを。これも使いやすそうですねぇ。

HOOK ST-46#6

ルバーブラックオレンジベリー

ダブルオレンジ

 

カラーは基本的に金系銀系を揃えておけばいいのかなと。

 

Pazdesign reed StreamBEYOND 95MD 95mm 12.8g サスペンド レンジ40~110cm HOOK#6

ライムチャートヤマメBF

フラッシュアカキンBF

パズデザインがルアー出してたの初めて知りました。しかもコアなサクラマス用だなんて。コレもなんだか使いやすそう。(さっきから釣れそうじゃなくて使いやすそうって・・・。)

 

TEAMDAIWA T.D.VIBRATION 74S-W

HOOK FRONT#4 REAR#6

ブルーバックチャート

クロキン

グリーンシャッド

そしてバイブレーションはレンジバイブでしょうか。と言いたいところなんですが、コレ1個2,000円もするんす・・・。唯でさえ根掛り率高めのルアーなのでとてもじゃないけど買えません。ってもこのルアーって九頭竜で対岸で投げてた人が目の前で釣ったんすよね。釣れるルアーなんでしょうね。

そこで米代川でTDバイブレーションが効くなんて記事をみつけて(ガセかもですが)コレだったら700円くらいなので買いです。ジャラジャラのノーマルサウンドではなくてコトコトのウーハーサウンドを選択してみました。このバイブレーションはバスでもそうですが、コトコトの方が圧倒的に釣れるような気が致します。

 

ん~、これだとシャロー側が足らない気がしますね、そこで手持ちのこの子を持って行きましょう。

 

Megabass VISION110 14g SF オイカワ、アユ

まぁバス用ですけどこれはなんかお魚さん引きつけるものがありますね。ホント釣れるルアーなんす。だから、な~んかやってくれそうなんですよねぇ。

 

ってもやっぱりサクラマス大河用のも一個用意しておきましょうってんで同じビットストリームのF95を探してるとこんなのが見つかりました。

 

TACKLEHOUSE BITSTREAM F95 95mm 9.8g レンジ 50cm No.s11 ST46#5

ぬぁんとコノシロカラー・・・。ビットにこんな色があったとは。現行のカラーラインナップには載ってないカラーです。これはレアなんじゃないでしょうか。あ、いや、レアだから買ったわけじゃないんですよ、来季はウェーディングシーバスも視野に入れてるのでコレは買いでしょう。うっかりはコノシロカラーが大好きなんす。ぶっちゃけシーバスはコノシロさえあればいいと思うくらいです。コノシロで釣れなかったらあきらめましょうってなもんです。カラーでアジャストするなんてうっかりに出来るわけないじゃないですか!(逆ギレ?)基本シルバーなのでまだ食性が残っていると思われるファーストランのサクラマスでも使えそうですね。

 

しかも箱破損で半値くらいでした。中身が飛び出ておりました。っても中身は新品そのもの。これはラッキー。

 

ということであとはkumaso80MDの完成待ちでしょうか(?!)

 

プラグ類はこれくらいでしょうか、あとはスプーンですね。サクラマスではこのスプーンの可能性もないがしろにできませんね。なので手持ちのスプーンではなくて実績のあるスプーンにしてみました。絶対プラグで釣るんだといった拘りはうっかりにはありません。キッパリ。

 

ブルックオリジナルのスプーンを金系銀系それぞれ12g15g18gを揃えておきます。米代川でも実績があるようですね。このハンマードが効くとか効かないとか。おまえも蠟人形にしてやろうかぁっ!

 

ケプラート買いに行ったらワゴンに入って売り出し中でして半額のさらに30パーオフと。これまたラッキーでございました。10号くらいでよかでしょうか。

 

フックは丸せいごの20号を、

 

チラシにしてみました。お試しでケプラ13cmで折り返し2重束ねスレッド巻きで瞬接です。

 

とりあえず装着してみましたが、ちと長かったか。ケプラ2cm落として11cmにして・・・

 

そんなこんなを試行錯誤の繰り返しです。9cmにしたり7cmにしたり・・・、ふぅ・・・、疲れました。

 

これでどうだ!とブルックスプーンに装着してみました。鈎同士が干渉しない、短い方が長すぎないを目指してみました。これくらいでしょうかね。

 

で、結局8cmで落ち着いたので量産開始です。

 

あとは、トップコートケイムラでギラらせて小さいスイベル装着して完了です。ってもトップコート半乾きでやっちゃったので汚くなっちまったなぁ。ま、気にしない気にしない。ふぅ~、疲れました。たったこれだけで一日作業でございました。手持ちのバッハスペシャル10gを加えて全部で10本。とりあえずこれくらいあればいいでしょうか。

 

器はこの間買ったこのケースに入れて行こうと思いましたが、カチャカチャうるさいので、

 

やっぱりこの子の登場でしょうか。これだとサイレントでございます。18g15gと12g10gをそれぞれを両面に。と、思いましたがアルミムートンって・・・、ちとオーバースペックのような気がするので、ちと他の考えないとですね。

 

スナップはカルティバのダイレクトスナップ2号強度43kgfですかね。これでルアーまわりで破断することはないでしょう。あの肉厚な太っとい大河の流れの中で掛けてどうしてもリフトで下流側から引き上げる場面が多いかと思います。そこでルアーまわりで破断してしまったらどうにもなりませんね。

 

とりあえずサクラマスセットの出来上がり。いやぁ長かったですね。今回は一から揃えるということでまずはレンジのバリエーション、そしてカラーの分別ですかね、金と銀で分けてみました。

プラグ類はとりあえず3010に入れてみましたが、それを格納するゲームベストが必要になりそうですね。来季からはウェーディング&オカッパリシーバスも再開するやもなのでここらで買っておこうかなと。あ~いろいろあることぉ。

さてと。ほぼ釣れないと思われる釣りに敢えて挑んでみましょう。気負わず、釣れたらいいなくらいで。

 

もうじゅうぶん気負ってるって?どうもすみません。

なにはともあれ、旧友と東北の地で会うことがなによりも楽しみデス。