うっかり

山のこと、釣りのこと、自転車のこと、鳥のこと、道具の試行錯誤

ABU Cardinal33

7年前だかにもう釣りは辞めてしまおうと断捨離を敢行しまして、一部を残してそのほとんどを譲ったり売ったりしておりました。そして7年後のうっかりは再び釣りにどっぷりと・・・。ん~、やっぱり釣りは辞められなかったんですよねぇ。一昨年ころからは渓流ミノーイングを本腰入れて再開し、今年からはウェーディングシーバスにサクラマスですか・・・。もう元に戻りつつありますね。

そんな折、7年前に友人に譲ったリールが帰ってくることになりました。よりハイギアの志向になってきたということで使ってないから使うなら返すぞって言ってくれました。ありがとー。そして送られてきました。

 

箱も当時のまま。

 

保証書もカードも入っておりました。2007年購入ですんで17年前に購入して10年使ってたということになりますかね。で友人が7年使って、

 

うっかりの元に戻ってまいりました。いやぁお帰りっ!久しぶりに見ましたがやっぱりイイですねぇ。7年もの間九州のヤマメ様たちを引っ張って来たんでしょうか、だいぶ使い込まれてる風ですね。

 

その当時カーディナル3も同時に使っておりましたが、

 

この33のグリーンが気に入ってこっちばかり使ってましたね。外装もうっかりが使ってた当時のままなので大事に使われてたのがよくわかります。これらのキズ、塗装剥がれは全てうっかりが付けたものです。いかにガサツな性格なのかが丸わかりですね。

 

ノブはお手製の銘木モノに換装されておりました。

 

カーディナルといえばココですよね。たまにライン噛んで巻けなくなるといったカーディナルあるある。ラインを噛まないように誘導するためにサーキットボードが貼り付けてありました。見てくれは悪くなりますがコレあると釣りのリズムが狂わなくていいですね。

 

経年でだいぶくすんでるのでこのあたりも磨いてあげましょうかね。

 

早速、分解して掃除しましょう。そうしましょう。

 

機関部はそんなに汚れていないし、まったく損傷も見られないのでココはバラさず清掃だけにしておきましょう。パカっと開けてすぐメンテできるこの単純な機構もカーディナルならではですね。

 

で、完成。質実剛健な佇まい。かっけぇなぁ。うっかりが気に入っている点としてはまずはかっけーっすよね。で、頑丈でメンテが楽。そしてスプール径が大きいのでサミングしやすい。巻き音も最初はうっせーなと思っておりましたがリトリーブスピードが聴覚的にわかるといいましょうか、コレ使ったあとに無音リールに替えると今どのくらいのスピードで巻いてるのかがわからなくなります。意外とこの音でスピード調整してたんだなと気がつきます。面白いリールですね。

33が登場したのは1975年とのことなので来年で50周年ということになるのでしょうか。ピュアフィッシングからアニバ版が出たりするんでしょうかねぇ。50年経っても復刻復刻でいまだに使われる道具ってステキですね。

 

サーキットボードだとちと違和感あるのでダイノック貼っておきましょう。

 

金属部分は全て磨いてあげました。スプールもピカピカにしてあげました。

 

ABUのズームサファリと合わせてみました。なんかステキ。これで来季スピニングタックルの完成です。リーダーはフロロじゃなくてナイロンにしましょう。これで蝉をプカプカと。チップをテロテロと。そんな感じでしょか。