うっかり

山のこと、釣りのこと、自転車のこと、鳥のこと、道具の試行錯誤

Beams blancsierra3.9UL LIMITED

うっかりは2023年シーズンが終わってからタックルを常にそばに置いておきまして、時間があればキャス錬しておりました。そうですね、台所の冷蔵庫脇の角が落ち込みの反転流がある場所なんですよ。そこにね日夜ポトポトとゴキブリのような真っ黒い練習用ウレタンルアーを落とすわけです。カミサンが台所で晩飯をこしらえてるときにも、ポトポトと落として巻いてくるもんだから「きゃー!ゴキブリっ!」となるわけです。それはそれははた迷惑なことを日夜続けているわけです。どうもすみません。

カミサンも来季はちと渓流行こうかなぁとか言うので短いスピニング買って準備は出来ましたねぇってときに、

「わたしも渓流ベイトがやりたい。」

と言い出しました。まぁ仕方ないですよね日夜キャス錬見せつけられたらね。そしてもう還暦も近いし「終(つい)」の竿が欲しいと。そこでぐるぐるぐるぅっとスポンジ状脳ミソをフル回転して出てきたのが先日ちと触れてた正影グラスでした。そうですね、もともとエムアイレを愛用してたってのもあり、そこは鬼の竿でいいんじゃねとなったわけです。ところが実際振ってみますとイメージとだいぶかけ離れてたので、じゃぁということでTULALAのクレールスとかどうだろってんで売ってる店に連れてって振ってみるわけです。すると、「柔らかい」と。で、「グリップが長い」と。じゃぁテーパーアンドシェイプのジャパトラGENはどうよと言うと、「高い」と。で、思いついたのがベイトと言えばもうココしかないんじゃね?となり、

 

Fishman Beams blancsierra3.9UL LIMITED

えーっ!あんなにベイトしか作らない変態Fishmanなんて嫌いとかガングリップとかってどうなのよとか言ってたのに(すんません若干盛ってます)店で振った途端、なんかびびびびぃって脳髄を蹴ったくって行ったらしいです。48とこの39と迷っておりましたが本流域はエムアイレ使えばいいので小渓流用では39でいいんじゃないかと落ち着きました。我が家のなかで最高値を叩き出してしまいました。まぁ仕方ないデスね。「終(つい)」のロッドなんでね。

で、そこでリールをどうするか問題。この竿に合わせるのに店にあるフィネスリールをあれこれ合わせてみたりしてみました。で、まぁやっぱりというか当然というか昔からカルカッタ派だったカミサンはshimanoカルコンBFSとなるわけですよ。確かにガングリップには太鼓リールの方がらしいですよね。とはいえですよ、これと合わせるとなると目ん玉飛び出るくらいの大出血放出となってしまうわけで、ココはちと待てよと。とりあえずリールはまたの機会にするかということで店を出ました。ふぅ~・・・、汗。で、やっちまったなぁとかいいながら立ち寄ったローソンでアイスコーヒーをすすりつつ気を落ち着けまして、頭をよぎったのが、

 

そうだ、コレをカミサンにあげよう。ということで一件落着。ブランシエラに五十鈴。渋過ぎだろっ!ってなもんですな。これで「終(つい)」のタックルが完成しました。

 

この竿の特徴といえばティップがグラスコンポでバットしっかりといったところでしょうか。グラスといっても収束は速くモッタリ感は皆無でございます。このあたりどうやってコンポジットしてるんでしょうねぇ。短さも手伝って小渓流では軽いルアーをビシバシってな感じで撃って行けそうですね。

 

細部を見てみるとこだわった意匠が随所に。ジョイント部分にはブランシエラマークが。ステキね。

ということで、まさかのFishmanに落ち着いたカミサン。キャス錬用に早くロッドスタンド設置しろと急かします。これで早く芹沢とか行ってキレイな渓魚と一緒に写真撮りたいですね。