うっかり

山のこと、釣りのこと、自転車のこと、鳥のこと、道具の試行錯誤

アイウェア

うっかりは普段はメガネを掛けていないのだけど、車に乗るときと釣りをするときにはメガネをしています。メガネはもうこの歳なんでね、遠近両用のレンズが入ってるんだけど、遠近とはいえ、「近」が足らないなと感じておりました。

まず、夜明け前に現地に着き、全ての準備が終わり、さ、ルアー付けるべとガイドの足に引っ掛けておいたスナップを外そうとするんだけどまだ薄暗い夜明け時間では外すのに一苦労、もうね、手探り状態でございます。なんとか外し、さ、今度こそルアー付けるべとルアーのアイにスナップは差し込めるんだけど、いざ閉める段階において極小のスナップだとちゃんと閉じたかが今一つ分からないまま、キャスト。ポイントに着水しルアーをキビキビと動かし始めて手元まで泳いできて、ふっと力が抜ける・・・。リーリングが軽くなり、スナップだけが戻ってくる・・・。

あ~、スナップ開いてたか・・・。

てなことがですね、まぁまぁの頻度で増えてきたということもあり、ここは「近」をパワーアップして手元が見える状態にしないとアカンなと、思ったわけであります。で、信頼のおける眼鏡屋さんで今のようなことを伝えます。しかし、昨今の遠近両用だと「近」を上げると「遠」に歪が生じて車の運転で違和感が出るかもとのことだったので、普段メガネしないで釣りに行くときだけ付けるのであれば「遠」レンズの下部に凸レンズを乗っけた昔ながらの遠近両用レンズはどうでしょう?と提案がありました。で、ごそごそと奥の方から検眼用のレンズを出してきてC3POのような検眼用のフレームにセットしてくれました。で、手元を見てみるとしっかりと見えます。どうせならスナップとルアー持っていけばよかったかなと思うくらいでしたが、これくらい見えると絶対に開けっ放しはなかろうと。凸レンズは下部にセッティングされているだけなので他はすべて「遠」ということで車の運転も全く問題ない感じ。「遠」「近」の違いがハッキリしてるので焦点を合わせやすいんですよね。コレ、アリなんじゃないかと思いました。お店の人いわく、この見てくれもあるんでここ最近は使っている人は少なくなりましたが、一部、釣りの人はもちろん、プラモデラーの方とかは今も愛用されているようですよ。とのこと。うっかりも完全に釣り用として使うのでコレで決めました。

 

なつかしの凸レンズ付き。むかし、おじいちゃんが付けてたやつぅ(笑)最近の遠近とは違って見える見えないがハッキリとわかるので潔いですね。白黒ハッキリさせてるというか。見える見えないと。なので目が焦点を合わせようとする前に目線を動かせます。コレ、意外とイイ感じかも。

で、こうなってくると偏光サングラスも見直そうということで、まぁ今までのでも問題はないんだけど雑光が入りやすくてちと見えづらかったんですよね。ココはやはりTALEXに戻しましょうとなりました。一時は度付きの偏光サングラスに戻すかと思ったんだけど、今後も視力に変化があるやもなので目の焦点は先ほどのメガネで調整して、光はオーバーグラスで調整という選択肢もアリかもと。高いお金掛けて度付き作っても視力が変われば使えなくなっちまいますもんね。

 

TALEX オーバーグラス フレーム:マットブラック レンズ:ラスターオレンジマルチコート

まずはフレームですけど、いやぁ、今のオーバーグラスのデザインも洗練されてきましたねぇ。確かに大きいっちゃぁ大きいのだけど許容範囲といいますか。昔はそれこそ水中メガネみたいでしたもんね。素材はプラスチッキーなんだけど厚みを薄くして軽く作ったみたいですね。

一方のレンズはホントとても悩みました。何言ってやがんでい!渓流メインなのでイーズグリーン一択だろっ!と思いましたが、前回の釣行で手持ちのイーズグリーンを裸眼で掛けてしばらく釣りをしてレンズの具合いを再確認してみたんですが、やはり、明るい分、雑光を取り込んで水中のコントラストが今一つなんすよねぇ。そこで、少し暗くなってもいいから水中が見えやすいのはということで選んだのがラスターオレンジでした。ブラウンとかオレンジ系ってバス釣りでいうところのサイトフィッシングに適しているというのは昔っから言われてたことですが、掛けてみるとなるほどなとなりました。シングルコートとマルチコートがお選びになれますとのことで、シングルより明るいとのことなのでマルチを選択しました。

 

メガネとの相性はこんな感じで、もっとガチャガチャするかなと思ったんですが意外とカチっとしてまして、正面からの見てくれもデザインのおかげもあって意外とシンプル。これなかなかイケてるかもです。

 

うっかりが一番気に入ったところって全てを覆ってしまうところでしょうか。その昔、サイクリング用のサングラスを探しているときに、とある眼鏡屋さんに言われたことなんですが、紫外線対策としてサングラスをするには最近のシャレオツデザインのフレームだとそのほとんどが紫外線を防ぎきれていないとのこと。で、上、横を覆うようなデザインが望ましいということでコレはそれに合致しているということでよろしいでしょうかねぇ。横からの光も入ってこないのでレンズの明るさがより効果的になるのではないでしょうかね。

と、いうことで、今後はこのセットでの釣行となりましょう。乱視を矯正した「遠」レンズに手元が見える「近」レンズ。光の調整では水中のコントラストがより鮮明になったことにより、今までボヤンとしてたお魚さんの隠れてそうな石とか、お魚さんのチェイスとかがよりくっきりと見えてくれるんじゃないでしょうか。楽しみですね。